ばっきゃ味噌

ふきのとう味噌のことを、バッキャ味噌っていうそうです。
昨日、早速作りました。
午後から歌のボランティアが入っていたので、yっちにバトンタッチ。お店に戻ると、バッキャ味噌はちと固く仕上がっていたので、今日、手直しして仕上げよう。
まだ、調理していない蕗のとうがあるので、もっと沢山作って、避難されてきた方々へのプレゼントにしようと思う。
蓬ほうはこのところずっと暇で、どうしたもんかと呑気な私もちょっと困っていたけど、バッキャ味噌を作るには、暇でないとできないので、まあ、いいってことか。
この前、いささか危機感を感じて、板があったので、ペンキで営業中と書いたつもりだった。yっちにあれたてかけようというと「あーちゃん、営の字が違っているよ。栄えるって気持ちもわかるけどねえ」と。なんと、営を栄と書いてしまったのだ。ああ、どうする?ペンキだしねえ。
そうだ、裏にもう一度書こう!
昨日、老健施設での歌のボランティアがあった。
春なので春の小川、春が来たなどおしゃべりしながら、一緒にお年寄りと歌うこのボランティアは、途中の中休みも含めると13年もまえからかかわっている。
なぜこんなに長い間できるかというと、楽しいから。
歌の力って本当に凄い!、
痴呆のかたでも、ちゃんと歌うし、歌っているとだんだん元気になってノリノリになってくる。
昨日も「憧れのハワイ航路」「お富さん」「青い目の人形」などは、みなさんの顔が段々と明るくなってくるのがはっきりわかった。
私のぶっつけ本番の話も、のりにのって皆さんが大笑いをしてくれた。
司会進行をまかされてから3年たつけど、私の気負いもとれてきて、自然体でできるように段々なってきたから、慣れるってすごいなあと思う。
やればできるじゃん、ってこの年になってから改めて学んでいる。
お年寄りに「またねー」とさよならしたら、拍手で見送られた。
いつも、静かに座っているおじいちゃんが、あったい眼をして、拍手して見送ってくれたのがとっても嬉しかった。
お客さんの来ないお店に戻るとすぐ、今日初めての来客。
ああ、よかった。一人でもいらしてくれて。
これは、次のステップの為とわかっていたのに、やはりせっかく用意したランチをだあれも食べてくれない日が続くと、能天気な私もちとめげたりしていたけど、さあ、今日も顔晴るぞー。
今朝から危篤状態になっている義兄、祈りの日になる今日を良い一日にしよう。