黒豆の味噌

3月以来の味噌作り。私は普通の大豆の他に黒大豆でも作った。
黒大豆は煮ただけでも美味しいので、きっと素晴らしい黒味噌ができるでしょう。
申し分ない良い天気の中、熟女6人の和気あいあいとした楽しい時間だった。
出来上がった味噌を仕込むのはテラス、きっぱりと晴れた青空の下、燦燦と太陽を浴びながらの仕込みは、なんとも幸せなひと時だった。
そうそう、妊婦さんが2人いたので、お腹の中の赤ちゃんも入れたら8人か、それに我が連れ合いも珍しくミンチを廻して手伝ってくれたから9人での味噌作り。
先日、「娘が妊娠中なので、手伝わせるわけにもいかず、一人でつくったのよ」というお母さんがいて、「まあ、もったいない事、妊婦は多いに働かせた方が安産なのよ」と言った私。今日は2人の妊婦を多いに働かせたから、きっと彼女達は安産に違いない。
妊婦にわざわざ巻き割りや廊下ふきなどさせる妊婦塾みたいのもあるくらいだから、妊婦は多いに働くべし。
今の妊婦は、楽し過ぎで難産も多いらしい。m助産師さんは、働け、働け、歩け歩け、1時間以上歩けといつも言う。今日午後から、mさんに頼まれ難産な妊婦産のところにyっちが治療に行ったが、なかなか生まれず、今夜、夜中また治療に行くらしい。その間、yっちのおばあちゃんが亡くなり、仮通夜へ。人は生まれ、死に行くものと実感した1日。
苦しまずあっという間に一人で旅たったおばあちゃん、本当にお疲れ様でした。そして、沢山の愛をyっちに下さって本当に有難うと感謝。
実は昨日、yっちと2人、おばあちゃんの施設のそばを通り、「おばあちゃん、元気かしら」「なんか、寂しがるんだよね」などと会話しながら、何となくお互いにおばあちゃんの事を気にかけて、会いたいなあという思いを心に持って通り過ぎたのです。私はかなり後悔、あの時思ったのに実行しなかったことを。
おばあちゃん、yっちに会いたかったんだよね、でも、随分おばあちゃん孝行したから、おばあちゃんもyっちに感謝しながら旅たったような気がする。そしてまた、今日味噌つくりに来た1人は、おばあちゃんと、たまたま以前、縁のある方だった。あら、不思議。
3歳の孫が「おばあちゃん、ねんねしてるみたいだったよ。でも息してないから、やっぱり死んでいるんだね」と言った。もう何度も人の生き死にと関わってきた我が家の孫達は、小さいながら、人は生まれて、やがて死んでいくと言う事を膚で分かっている。