タイへ

17歳高校2年生、自分の意志と自分で稼いだお金でチエンマイの孤児院「希望の家」へと飛んで行きました。
20日間の夏休みをほぼ全部使って、一人で乗り換えこなして行きました。
チエンマイから「具合悪―イ」って言われたってどうすることもできない。

暫くしてからラインの電話映像で「よくなったー。お腹痛くて頭痛くて目が見えなくなって、どうしようーって思ったけど、何とか治ったー」
全く人騒がせな奴だわい。

念願の孤児院泊まり込みボランティアがいよいよ今日からスタート。
可愛くて可愛くて…と言っていた子供達ときっと嬉しい再会を果たしているだろう。
タイ語もかなりマスターしてたから、20日間もどっぷりタイ語に浸かっていたら、若いんだものきっとペラペラになるかもしれない。

体だけは気をつけて、人生の中できっと輝く20日間になるだろう日々を楽しく過ごして多くを学んで来てほしい。

旅前夜リュックの荷物の点検をしている孫の姿に、よくここまで成長したなあと感慨深く見ておりました。
母親との縁が薄く、戸惑いと悲しみの中で、でも周りの人々の深い愛情には恵まれて育ったこの子が自分の力でドンドン道を広げる姿に、感動すら覚えます。

将来どうしよう?って悩んでいたけど、もう自分で道を決めて歩いているんだよね。

チエンマイの何もない畑の中の希望の家で、鶏のコケコッコーで目覚め、おじさんの弾くギターの音に癒されながら月明かりの中夜を過ごす、そんな生活に癒される高校生。
色々苦労もしたけど、この子を育ててよかったなあ。
いえ、育てられたのは私のほうですがね。

友達が作ってくれたタオル地の袋に沢山のメッセージが入っていて、しみじみそれを見て「愛されてるんだなあ、私。みんなに愛されてほんと幸せだわ」って。

そうだね、お母さんいなくても、お母さんみたいなyっちもいるし、ほんとに幸せ者だね。
ちょっぴり寂しいけど、この20日間思い切り自分の心のままに過ごしておくれ!

なんたって、あんたが頼りの婆ちゃんなので、首を長ーくして待ってるぜ。