突然死


旅の後半、突然入ったお向かいの父さんの死の知らせ。
行く時「気をつけていってらっしゃい」と見送ってくれた父さん。
一人暮らし3年弱、慣れない家事を一人でこなし、寂しい晩年だった。
トドックのお弁当の空が出されていないことから、発見された。
心不全
あっけなく一人で死んでいった父さん、今もお骨になった父さんは一人きりで家にいる。
毎日水やりを欠かさなかった花は、今日家族の手で片づけられたけど、丹精込めた野菜はそのまま残された。
果たして、水をやりにくるのだろうか。
自分で食べるわけではなく人にあげる為に作っていた野菜。
父さんがいなくなっても、野菜はどんどんおがっている。
人は死ぬって分っているけど、あまりにも寂しく悲しい父さんの死。
お骨になっても一人ぼっちな父さん。
ああーーー。