帰札

早朝ピンポンが鳴った。
道東に里帰りしていた子が、深夜バスで帰札。
来るなり、勉強始めた。
まあ、偉いねえ。
ふと見ると、数学の問題をスラスラと。
あらあ、それ何?
回答用紙でした。
回答見ながら書くなんてさ、あんた、アーちゃんでも出来るよ!
へへへーーーーって、それで済むんか?
今度は社会をスマホで調べながら書いてけつかる。
ま、いいだろう。
仕上げちゃいな。
さて、どうしてくれよう、この根性。
遊び過ぎて宿題を前日やるおバカなこの子、いいか、私の娘じゃないから。
でも、孫だしなあ。
ま、いいか。
身に覚えがあるわい。
見つけた爺様、説教始めたぞい。
あんたさ、身におぼえないのかい?
テストも隣の女子がそっと見せてくれた、って確か聞いた覚えがあるぞい。
身に覚えがある同士、ま、説教は親にまかせよう。
いや、親、知らないぞ。
ま、あの親も同類か。
親子3代同じ穴のむじな・・・・かな。