手作り温泉

こつこつ一人で温泉掘って、露天ふろまで作ってしまったおじさんがいる。
蕎麦うちもしていて「ま、蕎麦打ってる間に、温泉でも入って待っててね」のノリで温泉付きそばやをやっているおじさん。
息子が時々行くので、一度は行ってみたいと思っていたら、有珠に電話が。
「母さん、どこにいるの?」
彼は前夜羊蹄山に登り、早朝ご来光を見て下山し、黄金温泉にいるのだと。
6年生を1そこで受け渡す約束して、我々も黄金温泉を目指す。
10割蕎麦は素朴で美味しい。
温泉、いやあ、感激したさ。
手作りなので、綺麗ではないけど、素朴で味がある温泉。
露天から羊蹄山アンヌプリが見えて、4個もある湯船はどれもこれも素敵過ぎ。
男女の境に「男女の好意的見つめあい、身体的触れ合いは嫌よと、金魚が言うております」の張り紙の粋な事。
きっと、好意的見つめあいや男女の身体的触れ合いがあったんだろうなあ。
ま、だれもいなけりゃ、いいんでないかい?
息子は3時間半入っていたんだと。
ま、一日いれっていえば、いれるかもしれんなあ。
次から次へとお客さんが来ていたから、きっとフアンがいるんだわ。
うちの息子みたいな。
6年生を息子に渡して、又、有珠に戻り残りの草取り。
といっても、私は、何も専務ですが。
貰った枝豆煮て、さやから出して冷凍したり、スギナを干したり、色々とそれなりに」忙しい。
足腰弱っているのを知っているので、最近は言われなくなったけど、今まで手伝わないと、えらく機嫌が悪い人がいたので、せっせと働いていた。
もう、わたしもおばあさんですので・・・でも、かの人は、もっとお爺さんなのであります。
だれか、この田舎の何もない場所に建っているおうち、欲しい方はおられませんでしょうか?
内地の人が聞いたらびっくりするようなタダ同然の価格らしいですよー。