身も心も

何と慌ただしい一週間だったろう。
もう、一か月もたったような、感覚。
姪の結婚披露パーティーはニセコのミッシュランに選ばれたとかいうレストラン。
ニセコと言えど、暑い!
ヒルトンホテルで着物に着替え、バスにてレストランへ。
バスの中、外国人がいっぱい。
アメリカのニューヨークから、メキシコから直で、スイス、インド人、石垣島、香港と世界中から、姪たちの為に集まってきた。
孫たちもとびっきりのお洒落をして、ハイヒールなどはいちゃって、レディーっぽく見える。
着物は3人。
いやこれが、暑いのなんのって。
帯のとこ、汗も出来ちゃったくらい暑かった。
アメリカ人のマットがいきなり日本語で司会を始めた。
まるで、日本人。
旭川で2年働いていたというけど、顔見ないで聞いていたら、日本人と間違うほどの完ぺきな日本語。
乾杯の音頭を義兄とスイス人の新郎の友人があげ、挨拶も余興も一切なしの4時間。
素晴らしいお料理の数々。
ウニのなんとかこんとか、が出たら、隣の連れ合い「ウニは生で食うのが一番うまいのに、なんでこんなことするんだ?」うーーん、そういうこと言う人は、お食べにならなくても、でも、パーティーですから。
わたくし、すべて美味しく頂きましたが、こちょこちょ出る割には、お腹いっぱいになって、もう何も受け付けません、という後に、何だかって言う名店の素晴らしいケーキが運ばれ、義弟は、滔々といかに美味しく素晴らしいかを演説始めたけど、美味しいのかどうかさえ分らないくらい、腹いっぱい。
帯解きたい、早く温泉に浸かりたい、楽しい一方でそんなことばかり考えていた。
私の後ろの見目麗しい女子達、一人外人がいるからと、全員英語で会話。
姪の留学仲間や、大学で一緒だった女子なので、ネイティブな英語。
後ろを向いて、話し始めると「あー、あのコンニャクシップのアッコおば?」いやいや、いきなりコンニャクシップが出てくるとは。
聞けば、生理痛に、風邪にと姪がアメリカの大学でコンニャクシップ教えたんだって。
で、あっこおばが有名になったらしい。
有名人のアッコおばに、盛り上げる盛り上がる。
東大出の産婦人科の医者だという姪のボーイフレンドに、自宅出産の素晴らしさを語ったら、見目麗しい女子達、目を輝かせて聞いてくれたけど、東大出のお医者さんには、あまり興味がなかったみたい。彼とは話が盛り上がらなかった。
しかし、着物を着ての4時間は長かった。
あれから2日、こんこんと眠りつづけたわたくし。
身も心も疲れました。