親戚

義母の月命日、日曜日だったので珍しく孫娘14歳もおまいりに。
昨日は8人と、少なめの人数だった。
お経はいつも皆とあげる正信げではなく、訳の分らん早くて外国語にしかきこえないお経。何だって昨日に限って、みんながあげられないお経にしたもんだか。
ってま、いいけど。
結婚してもうすぐ44年、この間色々あった。
その中の一つに、何十年も悩まされたあるお人。
悩んだわけではないが、彼女の放つ言動の激しさに何度腹を立てたり、泣いたりしたことか。
今思えば、私が幼すぎたとわかるけど、ここに至るまで辛い日もあった。
いまでは、そうなんだね、あなたはそう思って、そういうんだね、で済まされるようにもなってきた。
昨日、ま、大したことではないけど、孫の服装についてのお叱りを受けた。
おおー、きたきた。
最近、会う機会がめっぽう減ったので、私に関するお叱りや何やらはなくなっていた。
言われた孫は、目を丸くして吃驚していた。
彼女の履いている短パンについての、きつーいお叱りは「えー、そんな。なんで?」としか彼女には受け取れなかったみたいだ。
あとで、よく言って聞かせたけど。
短い短パンが気に食わなかったらしく「そんな恰好して…男の気をひくのか・・・・」みたいな現代っ子の孫には???だった。
婆ちゃんの私は「あらまあ、太い足丸だしにして。ま、今のうちだわ」で終わりなんだけど。
あのう、婆ちゃんの私がついていますから・・・・と言いたいところだけど、ま、親切に忠告して下さるのですから、ありがとう。
そんなことは、大したことではない。
もっと重大な事が。
ああ、彼女病気なんだ・・・って。
8月に控えた姪の結婚式がニセコである。
私はとっても楽しみで、スイスやインドや外国からのお客様も来て、どんなパーティになるのかしら、って待ちに待っている。
それが、彼女にとっては、悩みの種でついには病院で「自律神経・・・」って診断されたって。
そんな知らない人が集まる所に行きたくないって、でも、愛する姪の晴れ姿も見たい、でも・・・・って悩みに悩んでいるんだって。
それなのに、夏帯買って用意してるって。
うーーん、病気か。
自分でもどうしようもないのかもしれないなあ。
病名つけられて、また、落ち込んで・・・。
病名つけた人、どうやって彼女の病気を治すの?
お話し、聞いてくれるの?
それで治る?
薬?
それで治る?
心の病が薬で治る?聞いてしまった私は、さて、どうすんべか、と孫に言ったきつーいお小言はどうでもよくなって、彼女が心配なのです。
親戚ですから。