お片づけ

頼まれて主のいない家へ行った。
亡きお母さんの着物を見てほしいと。
うーん、絶句。
お父さんは施設へ、お母さんは突然に逝った。
残された子供3人、うち片づけ出来るのは1人のみ。
結局、2年たっても遅々として進まない。
家じゅう物で溢れている。
人はしなければならないときは、するべし。そう思う。
後で、後でって、お母さん心配で浮かばれないしょ。
あれもこれも、もう、終わったこと。
必要な物と必要でないものに仕分けることからスタートしないと、何も進まない。
こんな時、息子の仕事が役立つ。
「私もそろそろ後始末しないとね」って息子に言ったら「安心しなさい。ぼくの仕事だからさ」その言葉にどこか安心していたけど、今回のお家を見せてもらって、やはり片づけはしておこうと強く思った。
それにしても、高価な着物が、今は着る人もなく悲しげに見えた。
全く着物のことを知らない人にも、少なからずショックを受けた。
そうか、知らないのか・・・・。
着付け教室でもやろうか・・・って思った。
眠っている着物達に日の目をあたらせてあげたい。
そうだ、次男の嫁さんが最適。
資格とったばかり。
いやん、もう、私ったら、また、ウズウズしてきたよん。