講師体験

毎週水曜日ホテルライフオートで朝6時半から始まる倫理法人会に招かれた。
テーマは「自然治癒を増す手当法」
母の肝硬変をたった1ヵ月半で自然療法実践して治した体験を話して欲しいとの依頼だった。
星沢幸子さんが会長のこの会は、会社経営者、自営業等様々な職種の方々が、早朝から倫理を学ぶ会で、早朝にも関わらず、毎回50人位集まるらしい。
拾ったタクシーの運転手さんが「僕、今日が初めての仕事で、しかもお客様が初めてのお客様です」というではないか。
まあ、それはこちらも光栄なこと。
ドキドキです、というので「私も大勢の前で話さなければならないので、ドキドキなの」お互いにねぎらいながら何か清々しい気持ちで会場へ。
「講師の先生がいらっしゃいました」えーー、私、先生かい?
で、始まって何か肝が据わった。
昨夜はあんなにドキドキして、眠れない夜だったのに。
何たって、体験を話すのだから、何も考えることもない。
聞いて下さる方々が、身を乗り出して聞いているのが、手に取る様にわかって、皆さんこういう話に飢えているのだなあと感じた。
どなたも、きっと西洋医学だけではダメだと感じているのだろう。
終わった途端、私の所に皆さんが集まって、持参した薬草や枇杷のエッセンス、トーフパスタ、びわ温灸等に興味津々で質問が次々。
星沢先生の作られた食事の間中、あちこちから質問攻めだった。
食事が終わってから、もう少し話してもらえないだろうかと言われ、10分くらいまたお話させていただいた。
皆さんが口々に、こういう話が聞きたかったと言って下さり、反響の大きさに驚いた。
先生ではないけど、知っている者として、これからも伝えて行くことが、もしかしたら、自分の使命かもしれないと改めて思った貴重な体験だった。