女子会

今日は義兄の命日で、店は予約もなく時間があったので、おまいりに行った。
午前中の普通の日なのに、身内が10名。
今日の坊さんのお経、いやにゆっくりで、一緒にお経あげながら、イライラした。
いくらなんでも遅すぎるではないか。
イライラするって、修行が足りない私?
坊さんは忙しいとかで、お茶も飲まずに帰った。
さて、それからまだ11時半だというのに、義姉が食事の用意をはじめた。
北広島に住んでいるお嫁さんが、色々作って持って来てくれたとか。
根菜味噌とフキノトウ味噌、黒豆納豆、大根、人参、揚げの煮もの、そして蕎麦が出てきた。
朝早くから彼女がうった蕎麦。
それが細く切ってあって、まるでプロの様な細さ。
すっかり感心して、食べたらこれが「美味い」
たれも醤油に椎茸、昆布、あごを一週間つけこみ、みりんを煮切りして合わせたという、これも本格的な出汁。
どれもこれも美味しくって、彼女の料理の腕に感動した。
そして、男共はいなくなり、女子ばかり6人が残り、ずーーとしゃべくり、笑いっぱなし。
どうして、女って次から次へと話題が尽きないのだろう。
時々噛み合わなくなりながらも、5時間座りっぱなしでしゃべりっぱなし。
男は外して、女だけでどこか温泉に泊りがけで行きたいね、男は面倒くさいよね、なんて言っちゃって。
お互いに長い付き合いだし、伴侶の事も知りつくしている。
で、結局、男共がいかにどうしようもないか、なんて話にもなり、でも、身内だから、あまり悪くも言えず、そこはそれ、「ね!」でわかりあえる。
だって、みんな同じ血が流れているんだもの、どうしようもないよねって。
ほんと、みんな其々頑張っているのである。