17回忌

義母の17回忌と義兄の納骨だった。
義母が亡くなった時、大勢の身うちに看取られての大往生だった。
大農家に嫁いだ義母の苦労は、並大抵のものではなかった。ほんの一部しか知らないけど「嫌な事、悲しいことがあったら、紙に書いて、そのあとで、人に見られないように燃やしたもんだ」ときいたことがある。
朝日の出る前から畑に出て、月夜の明かりで畑仕事をして、夫が「スミはようやる」の言葉が励みだったそうだ。
私がお嫁に来たときは、趣味程度の畑を作っていたけど、へっぴり腰の私を「あんたには無理じゃ」と笑ってみていた。
ちょっぴり、悲しいこともあったけど、それはいま、私の役に立っている。
自分がされて悲しかったことは、お嫁さんにはさせないと思って、今まで仲良くやってこれたから。
義母の写真を見て、久しぶりに色々な事を思い出した。
里塚の帰り道、なんかコーヒー飲みたいよねと清田の素敵な喫茶店発見。
お庭があって、リンゴ、ナシ、ブドウ、べりーなどがなっていて、とっても素敵だった。6人とも大満足。
コーヒーも美味しく、ケーキも美味しくて、埼玉から来ている姪夫婦が一緒だったらよろこんだろうなあ、と思った。
久しぶりに大満足のカフェだった。帰宅したら、枝豆と玉ねぎが玄関に置いてあった。早速枝豆茹でて、本家に持って行ったけど、もうみんな帰ったあとで、残念。
今日は、法事と納骨で親戚に会い、素敵なカフェにも行け、採れたて枝豆も食べれて、なんと良い日。
三味線やっている孫は、学校休んで天塩まで三味線弾きに行き、帰りは定山渓ビュウホテルで弾いてきたらしい。天塩と定山渓って一日で回るって凄い。しかも、定山渓へは、2人で行き、着物を20分で着たそうな。
今まで、手伝って貰っていたのに、よく一人で着れたねえと感心した。だって、まだ中学2年生。人間やる気になれば出来るってことだね。彼女は、三味線続けたい一心で、勉強も頑張って、この度、とうとうクラスで1番になったというガンバリ屋さん。
父親に成績下がったら三味線辞めさせると言われて、奮起したのだ。
ほんと、人間やれば出来るんだね。
疲れて帰ってきた彼女、ご飯も食べる暇がなかったのに、しかも2回も違う場所で弾いてきたのに「何かさ、楽しかったさ」だって。いい経験だね。めったに出来ない経験させてもらって、本当に有難いね。
風呂から上がった彼女は、いい顔してる!
毎朝、5時起きの婆ちゃんは、もう眠くて目が開かないよー。