鬼のいぬ間に

めったにない一人。うちの鬼さん、そんにな嫌いでもないけど、たまには一人もいい!
というわけで、何しようか。
映画ーーうん、いいね。でも、観たい映画がない。「リンゴの奇跡」くらいかな。「風立ちぬ」これは孫達に見せたいしなあ。本屋で買いたい本ある!でも今読んでる本まだ読み終わってないしなあ、デパートーー値段見ただけで具合悪くなるしなあ、取り合えず欲しいものないしなあ、なぞとぐずぐずしていたら雨が降ってきた。
そうか、やっと体調戻ったばかりだもの、家でおとなしくしてなって事か。
することはたくさんある。着物の整理、鬼のいぬ間に不用品の整理、読み終わった本の整理、何だ、整理ばかりだ。いかに普段怠けているかと、ちと反省。
「寝たきり美人」(老人ではありませぬ)だった時思った。したくても何も出来ない。あちこち片づけないとなあ。元気になったらやろう。
それなのに、暇になったら外にばかり気がいってしまう私。いえいえ、そうではありませぬ。
鬼がいないから、羽伸ばしたかったんだ。普段、いかに羽のばしてないか。うそーって誰か言った?こう見えても、結構遠慮しながら、ちょこっとだけ羽動かしてるんだよね。いつも、紐で引っ張られているような。
それでも、その紐が少しずつ、伸びているようなきもするけど。
というわけで、今日は大人しく整理整頓に励みましょう。折角の鬼のいぬ間なのに。

今朝、東京に住んでいる姪がやってきた。
4月にハワイで結婚式あげたばかりの、新婚さんの彼女の夫はイサクという名前。
それを初めて聞いた時「へえ、イサク?じゃあ、お父さんヨサクだったりして」「いやだー、あっこおば。ほんとにお父さんヨサクなんだよー」笑ちゃ悪いけど、お腹抱えて笑ったっけ。
そして、イサクとヨサクの親子を前に、決してヨサクなどと間違えて言わないようにと、わが身を引き締めた。のに・・・・出たーーーーー。
ねえ、ヨサク、ってイサクに言ってしまった。なんと隣りにヨサクさんがいたのに。
「今だから言うけどさ」と姪にその話をしたら、大爆笑!二人で朝から大笑いだった。
この姪は心理療法士とかいう仕事がら、何でも分析したがる。
今日も、我が嫁ぎ先一族の特性である「頑固と攻撃性」についての心理学的見解を聞いた。
でも、だからって、どうする?今更変えようがあるのか?「ない」という明確な答えにそらみろ、心理学なんて、先祖伝来の特性の前には、なんの役にもたたないんよ。と無知な私はおもうのです。ひたすら耐えるか、悟るか、無視するか、こちらが変わるか、アホになるか。
もっといい方法があったら教えて欲しいものです。