京都

45年ぶりに同じ釜の飯を食った友達4人が、京都に集合する。
あの時、青春まっただ中だった我々も、今は老春まっただ中。いつか京都で会おうと言っていたことが、やっと実現する。
広島県生口島、島根の亀高、福井そして北海道の私。
何でも一人の友の弟のマンションを貸してくれるそうで、そこに3泊することになった。
折角行くのだから、岡山の友達にも会いたいとメールして、奈良で会うことになった。
折角行くのだから、京都の従姉にも会いたいと電話すると、「うちに泊りなさい」と言ってもらえた。ヤッター、宿の心配をしないで、友達と別れた後、じっくり京都見学出来る!
当初の予定を延ばして、折角一人で行くのだから、ゆっくりしたい。
高校の修学旅行で行って以来、京都が大好きになり、20歳のころ、一人で10泊もしたことがある。
ユースホステルを泊り歩いて。
その時2泊したのが、大津の月心寺。村瀬明道尼と一緒にお風呂に入って「あんさん、わて、手がないさかい手ぬぐい絞ってんか?」と言われた言葉を鮮明に覚えている。
行ってみたい!明道尼にまたお会いしたい!と思って調べて見たら、今や大人気の懐石料理は、1万円では食べられないらしい。
折角、安ーい飛行機で行くのになあと悩んでいる。
こんな時、お金持ちなら躊躇しないのになあ。
というか、半年先まで予約で埋まっているらしいから、どだい無理かもしれない。
奈良では、ご縁のついた喜菜亭に行ってみようかとも考えている。
京都はかなりのお寺は知っているけど、あれから46年もたっているからなあ。
特に行ってみたいのは、鞍馬山
従姉が鞍馬の料亭で働いていたらしいから、連れて行ってもらおうか。
うーん、嵯峨野もいいし、直指庵もいいよなあ、等など考えたらウキウキしてくる。
「めったに来ないんだから、ゆっくり羽のばしな」と従姉。
優しい従姉の言葉に、飛行機のチケットの日にちを変えようと決心した。
あと2日のばすぞー。
さあ、それまでにこの股関節の痛みを何とかせにゃいけんがなもし。