母の日

丸山の山開きは、生憎雨で行けなかったので、昨日おまいりに行ってきた。孫4人と大人3人で。
山開きは昨日で終わって、お寺も閉まっていた。
うちのお地蔵さんは、11番なので、11番まで登りおまいりする。
車をどこかに駐車しに行った爺ちゃんが、なかなか登ってこないので、降りかけたらやってきて、又登る。姉達の命を助けていただいたお礼を、どうしてもしたかったので、2度もお礼が出来て良かった。
折角だから、北海道神社にもお礼しようと向かう。
裏門のところの桜が7分咲き位で、とてもきれいだった。
孫達は、神社より花見客の為の屋台の方が、魅力的だったようで、爺ちゃんにクレープ、お面、くじ、綿あめ等々沢山買ってもらって大喜びだった。
それにしても丸山公園の、あの花の咲かない中での、花見客の多さ、半端ない人で、ごった返していた。あの寒い中、よくビール飲めるね、と言うくらい寒ーい日だった。
夜、母の日だからと、嫁さん2人が、何やら料理して宴会。私は、体が冷えたので孫達とお風呂に入り、ビールで喉を潤してから食事。極楽極楽。
遅れてきた次男がプレゼントをくれた。
大きなガラスの蓋つき入れ物と、白のペンキが剥がれかかった木のコートかけ。
爺さんが「なんじゃそれ?」と言ったけど、うーん、お洒落だけど、どこにかける?
「母さんの店、センス悪過ぎだからさ、これでもかけて少しはセンスアップしなさい」だと。
彼はいつも「なんというカッコ悪い店」という。
ならあんたインテリアやってよ、と言ったところで、やってはくれない。
だけど、次男が言うセンスの悪い店に、あんなペンキの剥がれたおしゃれなコートかけが似合うものだろうか。センスの悪い母ちゃんは、迷うのであります。
アーちゃんは、今日は何もしなくていいからね、とyッちは言ってくれたけど、皆が帰ったあとの洗い物がまだ残っていて、ため息をつきながら、見て見ないふりをして、高いびきで寝てしまった。
爺ちゃんが出してきた、とびっきり美味しい赤ワイン、美味しくてつい飲み過ぎてしまったので
結局、「探偵はバーにいた」を10分ぐらい観ただけで、前後不覚になってしまった。
久しぶりに家族全員(11人)で食事をし、幸せな母の日だった。

次男が、先祖の墓や、御陵や蔵を見つけた写真を見せてもらった。
広島県大竹市のふたみダムのそのまた山の中を、よくぞ、探し当てたと感心する。
朱雀天皇を祀っていたり、家紋が途中から変わっていたり、信仰も本当は真言宗だった等々、たった一日で、よくそこまで調べ上げたものだ。
以前、親族が其々調べに行ったけど、何も分からなかった。
爺ちゃんと息子と男3人で、戸籍や家系図を出し、謎解きのように色々推理していた。
まだまだ、疑問点が多く、次男は、また次回、広島に赴き、解明したいと張り切っていた。
北海道に住む人の多くは、本州のあちこちから移住してきた先祖を持つ。
夫の先祖は、広島県山口県、私の方は、石川県の能登半島青森県と、全国各地からの移住者で北海道は作られた。勿論アイヌ民族の人達は、そのずっと前から暮らしていたけど。
次男は、移住者で作られた北海道だからこそ、今、東北からの移住者を快く受け入れられるのだと「ようこそあったかい道」を立ち上げた。
彼の中に、先祖がどうやって北海道に渡ってきたか、広島ではどんな暮らしをしていたのか、を知りたい思いが、どういうわけかとても強いらしい。
3年前、車中泊の旅の途中、島根から抜けて、広島大竹に行き、ダムまで行ってみた。
しかし、何の資料もないので、ダムの底になっているらしい先祖にお礼をしただけで、帰ってきた。だから、一番喜んでいるのは、連れ合いだろう。
次男の話しを、嬉しそうに(多分)聞いていたから。