可愛い子には旅させろ

3日間の東京の旅から14歳の孫が帰ってきた。行きたかった所に行って、色んな人達に会って、自分の狭い視野を認識しての旅だったようだ。
この旅は、彼女にとって大きな財産に、間違いなくなるだろう。
私は、かって横浜に住んでいたけど、小樽と横浜間はいつも汽車と青函連絡船だった。飛行機には一度も乗ったことがなかった。
40歳の時、初めて一人で京都に行く時、千歳行きのバスの中で、心細くて涙が出た。
いい大人なのにさ。今では笑い話しだけど、生まれて初めて飛行機に乗るってことが、あの時の私には、大冒険のようだった。でも、行ってしまえば、何のことはないのに。
だから、14歳が一人で飛行機に乗るって、どんなに心細いかよくわかっていた。でも、彼女は言った。「大丈夫だよ。目も口もあるからさ」と。

さて、今日は大安。3月は準備期間、そして、新たな出発の今日。
自然茶の会の方達の、お茶会とランチで始まった。
1週間前からメニューを考えていたのに、昨日になって、全く違うメニューが次々と出来上がった。
次から次へとお料理のアイディアが浮かぶが、そんなに沢山作ってもなあと8種類でやめておく。食べて喜んでくれる人がいてこそのお料理、作る喜びを与えて下さる事への感謝が、また新しいメニューになっていく。
60歳過ぎてから始まった私の新たな挑戦が、こんなに楽しいとは思わなかった。
3カ月間、骨折で休んだ分、以前よりこんな時間が愛おしい。
そして、今日10人の方が、私を後押ししてくれた。
「600円電気生活」の著者ミズホさんと、あちこち繋がりまくりっていた。
本にサインしていただいた。
そうそう、今日お越しの若者3名の方がた、ご飯をお出しできなくてごめんなさいね。
でも、今日のような一期一会も、また、得がたい体験、これをご縁に是非またいらして下さいませ。
ミズホさんの自然茶に対する説明も素晴らしかったから、きっとすんなり届いた事と思います。
彼女は、世界中を旅して歩いているから、やはり、言うことも本質をついていて、本当に素晴らしい。
ああ、今日は素敵な一日だったなあ。