開店してまーす

先週から開店したものの、お客様0の状態。
今日もtちゃんが漬けもの持って来てくれただけ。
連れ合いをお昼に誘ったけど「おいしいもの食べに行くんだー」と振られた。
一人で地下鉄に乗って街に行った模様。なんせ、地下鉄のチケット、まだ数千円分残っていて、来月までに使わないとと、足げく街に出かけている。
いいねえ、70歳。夕方帰宅した彼は、お土産を買って来てくれた。
針のないホッチキスだ。しかも、ピンク色だ。
嬉しいー!これ欲しかったんだ!
早速止めてみて感動!これを発明した人って素晴らしい!
一人でラジオ聞きながら、昨日みちのく会からいただいた小冊子を読む。
北海道に避難してきて、みちのく会に入会した人達の手記なのだが、其々の苦難の2年間が書かれてあって、ずっと涙を流しながら読んだ。
私、一昨日からずっと泣きっぱなしだ。東北の人達の苦しみを、新聞、テレビ、ラジオ、ようこそあったかい道でのスピーチ、昨日のフォーラムでの当事者の話と辛くて悲しくてなんだかずっと泣いている。
今日は、だあれもいなかったので、目がしょぼしょぼするまで一人で泣いていた。
この小冊子、もっと沢山の方々に見ていただきたい。
寄付すると貰える仕組みになっているけど、見ていてもあまり寄付が集まってはいなかった。
私も、友人知人に何とか読んで貰いたいから、ちょっと動いてみるか。

昨日の息子の活躍がまぶしく、嬉しく、よくここまできたなあと思いながら、ある人の事を思い出していた。
彼女のお陰で、私は、どんな時も息子を信じてここまでこれたんだなあと、心の中で感謝していた。
そして、今朝、メールした。「あなたがあの時言ってくれた言葉を頼りに、息子を信じてきました。ありがとう」と。そして、返信が「嬉しい嬉しいメールありがとう。やっと魂力発揮の時期、みんなよくここまで、乗り越えてきたね。実はまだまだ未知の可能性を秘めているから、人生本番も今から。・・・・・かなりのビッグウエーブを興す予定らしいよ。まだまだ飛躍する・・・・・」
なんて嬉しい返信が。
息子が失意のどん底のとき「大丈夫よー。今起きていることは、すべて次のステップに行く為のこと。
もう光がみえてるよー。お母さんだけは、信じてあげてね」と言ってくれた。
私の親としての苦しみも、すべてわかってくれていた。「よく、耐えてきましたね」と言ってくれた。
ああ、私のことを分かってくれる人がいる、とその言葉が心に染みた。
今、私が少しは人様の苦しみが分かるようになったのは、あの時のつらい体験があったからだと、すべては、今に至る為の出来ごとだったんだ、とあの苦しみに感謝の気持ちでいっぱいになる。
すべては成るように成っている、やっとそんな心境になれた気がする。
人生は楽しむためにある、そんなあたり前のことが、やっと実感できる。
だあれもいない部屋で、思い切り泣けた今日の日、ピンクのホッチキスをプレゼントされた日、2人で陶板焼きしながら、フランス金賞ワインを美味しく飲めた日、孫がひょこっとやってきて、ラム肉のほとんどを平らげて、でも、食べっぷりが嬉しく、来てくれてありがとうって言えた日、沢山の嬉しい事があった今日に感謝感謝!