何度聞いてもわからんちん

スマホ、iポット、と書いてもう後が続かない。
さっきまで、中2の孫に其々の区別を聞いて覚えようと思ったのに、何が何だかもう分からない。
そばで「聞いても無駄だ」と冷たく言い放った連れ合い。
そうだよね、私の日常にあまり関係がないし、ま、知らなくても生きてはいけるね。
あったら便利、と活用している人は言う。
携帯電話でさえ、その機能を殆んど使わず、もっぱらメールだけの私には無理というものだ。
地下鉄に乗って向かい側の席を見ると、ほとんどの人が、携帯を操作している。
あれって、異常じゃないか?地下鉄に乗る度、段々と増えるピコピコさん達。何か変って思うの私だけ?
人と話しているのに、携帯いじって、どこへ行くにも手から離さない人、そんなに、重大なことが起こるのか?
仕事に使っている人や重要な連絡を待っている人ならいざ知らず、小学生や中学生までがピコピコ星人みたいだ。


暫くぶりに、島根の友達からはがきが届いた。
手紙もはがきも以前よりやり取りしなくなったけど、貰うと何だか嬉しい。だから、私も久しぶりに御無沙汰のあちこちに、手紙やら葉書やら書いてみた。
書き出したら止まらない。もうやめておこうと、便せん7枚でストップ、何と半日あちこちに書いていた。
前に、何度も便せん全部使ったこともあったっけ。
読む人もいい加減疲れるかも。
マレーシアから帰ってきて、友達にこんな事あったヨーってFaxしようと書いていたら、止まらなくなって、結局、ずーっと書き続けて、一冊の本になっちゃった。
たった3泊4日の旅行が。
「なぜかフイリッピン」も3泊4日の旅だった。
実は、10日間のタイ、ベトナムの旅の時は、原稿用紙350枚にもなった。
ある出版社に応募したら、出版奨励賞とかもらい、若い編集者のお兄ちゃんが「面白い!是非本にしましょう!」と何度もいってきた。でも、息子が「そんなの出版社の手だから、のるな」と。
結局、その原稿は未だに日の目を見ず、手元にある。
あれから13年たって、たまあに、読んでみると、私が体験して書いているのに、殆んど忘れてしまって、人が書いたような感覚で読んでいるじぶんがいる。
面白いと思ってしまう私は、おかしいかも。
普通のおばさんが、なんておもしろい体験したんだろう、これってこのまま、押し入れの片隅に押しやられ、私がしんだあと、家族が「ほんと母ちゃんって、アホだよね」っていうんだろうね。
ま、それもいいか。
出版したくて、色んな人に相談してみたけど、結局だあれも親身にはなってくれなかった。
自分で何とかするほどの力もなく、今に至っている。
仕方がないね。って今はもう諦めている。


孫の仲良しさんが、病気で入院したという。なんでも「肺気腫」らしい。
中学生がなる病気なのか?
まれにあるのか?
小学生の時は、うちに泊まったり、一緒にサイクリングや温泉に行ったりしたその子の事を思って胸が痛む。
親御さんはどんなに心配していることだろう。
何もしてあげられないので、心の中で、ずっと祈っている。
mちゃん、辛いね、苦しいね、心細いね。びっくりしたね。
治るまで、辛いけどがんばれ!