泥んこ娘

午後からちょっと降った雨なのに、水溜りができたようで、4年生の孫娘が泥んこになって帰ってきた。
公園で遊んでいたら泥水の水溜りに入ってしまったとかで、友達数人と顔から靴まで泥だらけ。
きっと面白くて泥をかけじゃっこしたに違いない。そうでなきゃ、あんなに顔まで泥だらけにはならないというほど、全身泥だらけ。
私が親ならカーッときて「あんた、何やってんの!」とどなり散らしていたかも。でも我が家のyっちは「あらまあ、楽しかったのねえ。泥遊びが悪いわけではないけど、明日の運動会に履く靴なのに、困ったねえ。自分で乾かしなさいね」だと。そしてすぐさまお風呂に入れて、しかも延々1時間余りもドライヤーで泥だらけのままの靴を乾かしていた4年生。
いくらなんでも真っ白の靴が真っ黒のまま履かせるのは忍びなくて「靴、今すぐ買っておいで。あーちゃんがお金出すから」「いや、いい。この靴運動会のリレー用にずっと練習してきた慣れた靴だから」聞けばリレー向きのちょっと高めの靴なんだと。「高くてもいいから買っておいで」と何度言っても「いらない」の一点張り。
安い靴を買っても直ぐに穴があいて履けなくなるから、ちょっと高めの靴を買ったらしい。
明日の運動会でリレーに命をかける勢いで頑張ってきたこの子にとって、この靴でないと1等賞になれないらしい。
運動神経抜群の4年生は、走っても学年トップ、泳いでもアスリートクラス、この春始めたばかりの空手でも筋がいいと先生がビックリしているそうだ。
スカートは絶対に履かない。チャラチャラした可愛い服は持ってもいない。いつもヨレヨレのシャカシャカズボンをはいて、しかも黒、紺、灰色などのいかにも男の子っぽい物ばかり着たがる。かといって男になりたいわけではないらしく、心は女の子なのだ。
yっちは「いいんじゃない?こんな子が一人くらいいても」と私がやきもきするのを、涼しい顔で受け流す。
そう、お姉ちゃんは結構おしゃれさんだし、1年生の妹は可愛いお洋服大好きで、自分で選んで可愛い恰好をする。他の孫達もいたって普通。だから、まあ、いいのかも。
せめて髪は可愛らしくと言っても、耳にかけるのもいや、まして髪を結んだり、髪飾りなど絶対に拒否。「あーちゃん、いい加減に諦めなさい」とyっちに言われて「そうだね」といいながらネチネチと「ああー」と深いため息をつく婆ちゃんの私。

予約のお客様10名の遅いランチは、子供の小学校の時のクラスのお母さん達と先生の集まりで、今日で30年もたつのだそう。
子供が42歳とか。素晴らしい!
グルテンのから揚げ、アボガド豆乳の寒天寄せ、トーフキッシュ、ココナツと豆乳のお汁粉、等など10種類以上のメニューに、皆さんが歓声を上げて喜んで下さって一安心。野草茶、コーヒーと洗い物も半端ではなかったけど、無事終了。ああ、働いた!といっても家に帰り今度は8人分の夕ご飯。そして又しても洗い物。中学生に手伝ってもらい終了。yっちは明日の運動会の御馳走作りがあるから、さっさと帰ってしまったので、あの洗い物の山を見てちょっとガックリきたけど、中学生は、さすが使いものになる。
というわけで、私もこれからお稲荷さん作り。40枚の揚げを煮るのだ。
さあ、やるぞー。
その代わり、日、月は私の時間。
月曜日は連れ合いがゴルフなので、わー、何しよう?とワクワク。
どなたかお誘い下さってもよろしいのですが、映画でも観にいこうか?それとも・・・、なんて家でボーっとしてたりして。