魚釣り視察

雨降りの予報だったのに、快晴だった昨日、親がるすだったので、孫3人連れて石狩方面に魚を買いに行こうと、出かける寸前親が帰宅。
天気が良いので、家族で支笏湖にカヌーしに行くという。
連れて行っていたら、帰ってこいコールがかかるとこだった。
もう一人の中学生の子は友達と遊ぶ約束をしたとかで、もう爺ばばより友達の方がいい年齢になったのね。で、爺ばば2人で出かけた。
ま、何ということはない。あちこちの釣り場を覗いて歩いただけ。とはいっても、天気は良いし、景色は良いし快適なドライブではあった。
厚田の朝市は結構なお客さんで賑わっていたけど、魚箱いっぱいのカレイを買ってもねえ、と生きのよいカスべをゲット。ヌタにしようと思って。
厚田にはいとこが住んでいて、小さなレストランをやっているけど、そこはスルーし、厚田の手前のログハウス様の小さな喫茶店で海を見ながらコーヒータイム。
年配のご夫婦のお店で厚田の海を堪能。私の産みの母親の実家があって、いわば私のルーツの町。しかも私の名前もこの町と同じ。
なんやかや曰く因縁の町。
さあ、帰るかと言いながら車は又石狩の釣り場を見学しながら私の育った銭箱の町を通り、小樽へ。海商の父さんたら、あんなに手広げないば、つぶれなかったのにねえなど会話しながら懐かしい父母との思い出のある銭箱通過。この懐かしい銭箱の海が見える所に姉がマンションを買って時々住んでいるというのも、なんか不思議。
張臼の国道沿いにある「景勝苑」というジンギスカンのお店が前から気になっていた。
「あそこから見る景色最高なんだよ」という私の言葉で、景勝苑へ。
ヤッター!子供のころお茶の先生や仲間たちと行って、海を見ながらお風呂に入った記憶があって、そのあと火事になり再建し、今の建物になった。
小樽に行くたび、いつももう一度行ってみたいと思っていた。
お客様は一組のみ。テーブルが船型というのも面白いし、何たって窓の前に広がる海の景色の素晴らしさに圧倒される。
きっと一日いても飽きない景色。
聞いてみたら、昭和32年に建って、40年に改築し45年に火事で全焼し今の建物になったそう。
昔のお風呂の写真があって、かなり大きなお風呂だったみたい。浴槽が3個もあったらしく、その浴槽のあった場所も残っていた。5,6年生の私は多分、その浴槽から海を見て感動したんだ、きっと。あそこは最高の景色だったという記憶と一人でバスに乗って小樽に帰った記憶がかすかに残っている。
中庭に池があり、山側の景色もなかなか良い。連れ合いは「いやあ、ここは穴場だねえ。こんどsさん一家連れてきてあげたいなあ」等とすっかりここが気に入ったようだ。うん、いわきから来たsさん一家に見せたい絶景。
外に出て、海を覗くとなんと積丹ブルーのような海の色。
小樽築港の釣り場は結構人がいて、チカがとれ出しているらしく、中にはバケツに入らない大型のカレイを釣り上げている人もいるとか。
中央ふ頭、第一ふ頭から第3まで、次は厩の港へとまあまあ、ただ人の釣っている状況視察に連れ合いは忙しい。私は海を見たり、本を読んだりしながら、視察のみの行動が理解できないまま、ま、いいか。
「うん、だいたいわかったぞ」そうか、今度釣りに行く時の場所の目当ての為なのか。
どうやらもうすぐチカが食べられそうだわ。
札幌から石狩、厚田、そして小樽と海を見ながらの1日、やっぱり海っていいなあ。