93歳の歌

今日は月に1度の歌のボランティアの日。いつもながら、間際になって曲目を決め、施設にFaxし、ピアノのおじさんに電話でお願いしと、昨日お弁当作成のさ中に、同時進行。ピアノ伴奏のおじさんは、昔プロのピアノ弾きだったので、素晴らしい腕の持ち主で、どんな曲でも対応してくれるので、直前に頼んでも大丈夫なのだ。でも、「いやいや、いつも間際でまいるわ」と誰かに言ったらしく、私の耳にも入っていて、申し訳ないと思いつつ、いつも甘えている。
「ごめんねー」「いいよー」で、なんていい人と思う。
今日も素晴らしいピアノに助けられて、楽しい歌の会だった。
司会進行の私は、いつものことながら、何も考えず行き当たりばったりで進行する。曲にまつわる話し、歌手にまつわる話し、垣根を作らず、思いつくままに、まるで親戚のおじちゃんおばちゃんに話しかけるように口から勝手に出てくる言葉たち。お年寄りが、みるみる生き生きとして表情が豊かになるのが見ていてわかる。昔の歌は、殆んど歌詞を暗記している。おそらくめったに歌わなくなった昔の歌、だからこそ皆さんが懐かしくて、段々精気が沸いてくるのだと思う。
「ああ、それなのに」と言う歌の時マイクを向けたら、大きな声で、しかもなんとも可愛らしい声で歌ってくれたお婆ちゃん、あまりにもお上手だったので、拍手大喝采。帰りに「歌ってくれてありがとうね。本当に上手だったよ。昔歌手だったのかしら?」「あんた、わしはもう93歳さ。耳は遠いし、目は見えないし情けないけどもう駄目だ。昔は民謡の歌手だったけど、もう歌も忘れた。なんも歌えん」やっぱり、あの声の出し方は只者ではないと見た私の耳に狂いはなかったんだと納得。「来月、民謡歌ってね。楽しみにしてるよ」93歳の歌、また聞きたい。
93歳になってあんなすばらしい歌を歌えるお婆ちゃんって本当に素敵!

さっき福島帰りの方から、タイで地震があったらしいけど、社長大丈夫でしょうかという心配の電話があった。居眠りしていてテレビも見ていなかったので、びっくり。
確か、今日はチエンマイにいるらしい。すぐ息子のブログを開いて安否を確認。
チエンマイは殆んど揺れなかったらしい。しかし、今タイは水かけ祭りで大勢の観光客がプーケット等海に大挙して訪れているらしから、大丈夫かしらと津波を心配している。
3,11、の次は4,11なのか?9、11もあったから11は何かあるのか?
どうか大事に至りませんように。