引きこもり主婦

いつもメールをやり取りしている友達に、久しぶりに電話した。
時間にして5分くらいの短い会話の中で、何度大笑いしたことか。
ああ、昭介さんいいなあ、と思った。そう、彼女のあだ名は昭介。
頻繁に会っているわけではないし、生きているのかな?とちょっと心配になった時に、お互いに無事を確かめあう、ここ、2,3年市内に住んでいるのに会っていないし、会おうかという話にもならない。でも、なんかの時は、彼女の頓知のきいたおかしな話に救われる。
今朝も、彼女の口から出る面白話に大笑いする。
最近の困ったチャンの話をちょっとしたら、すかさず「気にすんな」と一言。
それで私も納得。
その昭介が最近引きこもりなんだと。自分から敢えて外に出たくないんだと。用事がある時は仕方なくでるけど、まず、家にいるんだと。
「小樽に良き思い出を持った仲間達へ」という同窓会の案内がきたので、昭介も出るかどうか聞いたら、とんでもない、夜に外に出るなんて面倒くさいし、まして、小樽なんて。なんたってわたしゃ、引きこもりなんだから、と。
でもその引きこもりが、市内のアパートに住む息子の所に、1週間に一度掃除に行くんだと。「何?大の大人の息子の部屋掃除?それ過保護だべさ」「いいの、ほっといて。すきでやってんだから」「そうかい、そうかい。引きこもりがねえ」
子供の時からの友達、高校が同じだったので、もっと仲良くなってお互いに気心知れた親友。
だから、昭介とはなしていると、楽しくて大笑いして、そしてほっとする。
ま、少しくらい引きこもりでも、あんなにおかしい事ばかり言ってるんだから、ま、いいか。

しかし、「小樽に良き思い出を持った仲間達へ」とはなんとまあ、ロマンティックな言い回しなんだろう。
内容も洒落ている。高齢者の主張、パンチでデート、小樽市再生のための施策について、惜別の唄合唱だって。
とっても久しぶりな同窓会、おじさん、おばさんでどんな風に盛り上がるか、ちょっと楽しみ。
それなのに、昭介ったら・・・・。