舞台

東区民センターの35年記念の如月コンサートに出演。
今日は生憎、厚沢部支部のコンサートとかぶってしまったので、出演も二手に分かれた。
師匠のいない中でのコンサートは、悲しい気持ちをしまいながら、亡き師匠に恥じないようにと一段と気合が入る。
さあ、本番、沢山のお客様。始まって早そうお客様の熱い期待がこちらに向けられているのが感じられる。三味線を聞きなれたお客様なのか、温かい声援と拍手に胸があつくなる。
若者たちも、我々のようなおばさんも、一丸となって一生懸命弾かせてもらった。
孫のsもマスターした難しい手を初披露、まだまだながら、彼女なりに頑張った。
お客様のがんばれーの温かい拍手に後ろで聞いていた私も嬉しくなる。
今日がソロ初披露の1年生と2年生は、きっとあと1,2年たつと今のsくらいにはなるだろう。本当に子供の吸収は素晴らしい。
高校3年生の男の子2人は、師匠の厳しい指導のお陰で、立派に舞台をこなす。
こうやって、成長するのだなあ。頼もしい限りだ。亡き師匠もきっと見守っていてくれた舞台だった。いつも思うけど、普段練習している時より、わたしの下手な三味線でも一段と音の切れが良くなる。そして、言うに言えない達成感に酔いしれる、暇もないけど。でも、この年で、こんな体験をさせてもらえるなんて、本当に幸せ!
第2部はピアノ、尺八、ギター、三味線、そして袴田ゆきえさんの歌とのコラボ、プロの奏者の中に入って、歌謡曲から演歌から民謡まで、若者2人頑張った。
最後のあの拍手が今日の出来を表していた。
いつもなら、終了後、師匠と反省会な筈だった。それが出来なくなって、初めてあの師匠との飲み会の楽しさが懐かしく思いだされる。
ね、先生、楽しかったね。
もう、過去はどんどん過ぎ去る。前を向いていこう。思い出は大事にしまっておこう。
明日から、また次の舞台に向かって猛稽古が始まる。
疲れたけど、やる気が充満している。
先生、ありがとうございました。
あなたのお陰で、こんな楽しくて緊張する得難い時間が持てました。
年のせいにしないで、もう少し頑張ってみますね。