縁が縁を呼ぶ

4人のグループのお客様、恵庭から1人でいらしたaさん、そこへ当別からいらした古い知り合いのnさん、この6人が何故か繋がった不思議な日だった。nさんは3,11の震災の日に、息子か私に開店予定のライブハウスで震災にまつわる話をと依頼して下さった。でも、その日は「ようこそあったかい道」の5回目の大きなイベントの日、今回は息子の手を離れて市や道も大いに係わるときいている。しかも、タイで気球を上げて慰霊をするイベントも計画しているらしいので、全く身動き出来ない。御断りの電話はいつも留守電だったのが、幸いしたとしか言いようのない今日のこの6人の出逢いだった。
なんて不思議なと思いながら、沢山の人との繋がりまくりに、ああ、この場所があってよかったとつくづくと感じた。
話していくうちに絡まっていた糸が繋がるように、人と人とが繋がっていることを、目の前で繰り広げられて、私がこの年になって、店をやることになったのは、必然だったのだとはっきりわかった日でもあった。
月曜日に、味噌作りの為に煮た大豆2キロが、麹が足りなくて余ってしまった。昨日までは、具合が悪くて考えられなかったけど、元気を回復した今日は、豆の料理をしながら、今日来てくれたお客様にプレゼントしようと思いつき、袋に入れて用意した数6個、まさに来て下さった方にピッタリの数だった。皆さん大喜びして、みなニコニコ笑顔でお別れした。

どういうわけか、月曜日の夕方からガタガタと具合が悪くなり、一体私どうしたのかしらと思うような具合の悪さ、昨日はお店休もうかと思ったほどしんどくて、やっとこさ気合を入れて店に出た。でも、どうにも辛くてyっちに任せて、近所の治療院に直行する。
「これはまた、酷いことになっていますねえ。これでは辛いはず」とお兄ちゃんに言われて、少し長めにね、とお願いし身を任せる。疲れきっているとお兄ちゃんに言われ、体も心も疲れていたわが身を改めて考えた。
時には自分に御褒美あげなきゃと思いつつ、知らず知らずに酷使していたなあと反省。
もう若くはない、たまにはゆったりのんびりしなければね。
鍼にお灸に整体とたっぷりご褒美をもらって、昨日は寝た寝た、ぐっすり寝たら、今日はすっきり。
でも、まだ本調子とまではいかないので、明日、また若いお兄ちゃんに会いにいこうかな。

今日、煮た大豆に麻の実ナッツと麻のオイルをかけて、塩で味付けしてみたら、豆の甘さが引き立ってなんとも美味しい一品になった。
今日のお客様皆が、「おいしーい」と言ってくれた素朴なお豆だった。
「こんなお料理が今の日本人には必要なのね」と言われて、お母さんの手作り料理が今こそ必要とされる時代なのだ、このまま進もうと改めて後押しの有難さを感じた一日だった。
今日のご縁に感謝感謝、本当にありがとうございました。