香港の娘

jjが香港からやってきた。
2年半ぶりの再会。ジャイカのホームビジットでたった3時間我が家に滞在してから、すっかり娘になってしまい、もう3回くらい来ている。去年の11月には息子親子がインドに行く前、香港に立ち寄り、彼女の家に泊めてもらった。
今回は雪まつり見学のついでに日本語研修も受け、他の家にもホームステイしながら、遊びと勉強の毎日だったらしい。後半の3日間は、息子の家に滞在する。何も他の家にいかなくても、と言ったらあまり長くいると迷惑かけるからと。
昨日、香港から一緒に来たジュ里ちゃんと会話している香港語が早口で、まるで漫才をきいているよう。ジャキーチエンと同じ言葉だねと言ったら「あー、あの人嫌いです」「あら、日本では人気あるよ」「日本の人、彼の表しか知らない。彼には裏の顔がある。香港の人みな知っています。あの人だめです」だって。そうなのか?私昔大フアンで息子達にかこつけて、何度も映画見にいったっけ。
ジュ里ちゃんも一緒になって「そうよ、あの人悪いヒト」っていうからそうなのか?
フイリッピンのイメルダ夫人の評判も現地人には散々だったけど、震災で多額の寄付をしてくれたジャキーチエンをそんなに悪く言わなくてもと、元フアンとしては釈然としないんだけど。
jjは仕事をしながら日本語の通訳目指して猛勉強している。優しく思いやりがあり勉強家、子供が大好きで我が家の7人の孫もjjが大好き。そのjjが言った言葉「香港は一人っ子政策で、子供が大事なので親は甘やかして育てる。例えば、5,6歳になってもテーブルに座ってきちんとご飯を食べるのではなく、遊びながら食べる子供を追いかけて、親が子供の口に食べ物を入れてやっている」だって。「うそー」「いえ、ほんとよ。ね、ジュ里」「そうです。香港の子どもは我がまま放大、学校に行くようになったら、今度は塾に習い事に大忙しなので、親の手伝いなんてしない。親は子供のいいなり」だって。日本人も今は似たような感じだけどね。
子供の御機嫌をとりながら、我がままに育てている親がいっぱいいる。食事もめちゃくちゃ、買ってきた惣菜をポンと並べるだけで、手をかけて作らない母親がビックリするほど増えているらしい。
中国も日本もこんな子育てしていたら、今に国そのものが駄目になるよねー。
昨日はたまたまyっちの誕生日で、次男家族も集まり総勢13名でパーテー、yっちも37歳になった。
初めて息子が連れてきたときは19歳だった。
今はyっちが私の良き相棒で、理解者。そして、私の後を託せる相手。
梅干し、味噌はもう大丈夫、今年は漬けものデビューしてもらおうかな。自然療法の手当法は、もうベテランの域に達してきたし、あまり教えることも少なくなってきた。ああ、18年かかったんだ。
最初は大変だった。どうやってこの子に伝えようと思い悩んだ時もあった。強烈な反発に打ちのめされたときもあった。
生意気で腹の立ったこともあった。笑わないので、その冷たさにぞっとしたこともあった。色々なことを乗り越え、同じ試練を体験し、今は最高の私の娘。yっちおめでとう!yっちが娘で良かったよ。