仲間

気の置けない仲間はいいなあと思った日だった。
私が昼間出かけられないからと、蓬ほうで会おうということになっての今日の仲間達。
知り合ってから25年、15年と結構長いお付き合い。なんとなく知り合った仲間、皆で会うのはそう何回もない。今日も2人来れなかった。でも、会うと話は尽きない。言いたいこと言い合い、意見ももらい、時には辛らつな事も言ったり言われたり、夫のいる人、離婚した人、未婚の人、先立たれた人とみんなまちまちだから、見る観点が違うので、多少辛らつなことを言われても、素直にうなずける。
今日も、連れ合いの同級生のtっちが「あんたが悪い」と私に言った。最近自分の中のジキルとハイドが入れ替わり立ち替わり入り乱れて、どうにも自分の気持ちが安定しなくて、実はまいっていた。
そこにズバリと言われて、何故か素直に私が悪うござんした、と思った。
ありがとう、tっち。かっては連れ合いの友達が、いつの間にか今は連れ合い抜きで付き合っている。何せ中学、高校と同級生だったので、連れ合いの気性はよくわかっている。その本質を見据えた意味で、私を諌めてくれたのだ。
「あんた、可愛くない」とまで言われていやあ、ホント可愛くないわ、私と思った。実はわかっていたけど、かなりへそが曲がって修正がきかなかったんだよね、と自分を客観視できた。
ホントにねえ、困ったチャンの私でした。
もう一回やり直しーー、軌道修正しよーっと。
相手じゃない、自分なんだって理屈では分かっているはずなのにねえ。
何やってんだか。

昨日、6年生の孫娘と三味線のお稽古をした。師匠のcdを最大音量にして、2人でジャカスカ弾いた。
その気持ちのいいこと、孫と一緒にこんな時間を共有できるって、なんて幸せなことだろう。
今日も一緒にお稽古しましょうと誘ったら「ごめん、今日は一人でしたい」だと。
ちょっと来てくれない?と呼ばれて隣りに行ったら、夢中になって三味線していた。きっと面白くてしょうがないのだ。
スポンジみたいに色んなものを吸収するのをみていて、若さって素晴らしいと思う。
師匠が亡くなって、これからどうしようと思っていたけど、、何とかめども立ち、孫もやる気が出てきて、5月の全国大会を見据えてもう走り出している。
亡き師匠から習ったこの3年間の貯金、使ってもまたどこからか入ってくるから大丈夫、きっとうまくいく。
そう、うまくいく!きっと師匠が見守ってくれている。
今夜の月、あれって下弦の月っていうのかしら。しばし、見とれて眺めていた。