教えた孫に

教えた子に教えられという言葉はあるけれど、教えた孫に教えられって・・・・ね。
何たるサンタルチア。
髭の生えたある人物が、どうも最近、短気も損気な傾向で、いささかまいっていた。それが孫達にも被害は広がり、何だろうこれってと思う毎日。今日、道東から来ている4年生の孫がこう言った。彼女はz−のかなりのめんこ。
「あのさ、愛って与えれば与えられるんだよ。私は、いっぱーいzーにあいしてるよーーーーーって愛を与えているから、その分還ってくるんだよ・・・・」
うーーーーん、あんたほんとに4年か?
昨日も息子が言った。解決はただ一つ。尊敬してる、あなたのおかげということ、と。
うーーーん、これもまた教えた子に教えられ・・・か。
今日の蓬ほうのお客様は、3年生と4年生の孫二人。
折角作ったお料理を無駄にしたくなかったので、来週には道東に帰る孫にせめて蓬ほうランチを食べてもらおうとおもいたち、ちゃんとお客様と同じように蓬ほうランチを作って食べさせた。
2人は大いに喜び、一人は私に「お代です」と50円くれた。小学生に、蓬ほうランチがうけるかどうか?と思いきや、2人は「おいしい!おいしい!」とお代わりまでして食べてくれた。ひとつひとつを味わって、あーーこれもおいしいわと喜んでくれた。「あーちゃん、こんなおいしいご飯食べに来てくれないのは、ここであーちゃんが、こんなにおいしいご飯作ってるって知らないからだよ、きっと」と涙が出るような褒め言葉を言ってくれた。
だあれも来てくれないこんな日も、この2人の小さなお客さんのお陰で最高の日になった。
そして、食後のひと時、3年生と4年生と64歳の婆ちゃんは大いに語り合って、こんな年端もいかない子どもとでも、かなりの会話が成り立つのだ、しかも、彼女達は自分達の、多分、親にも言わないような話もしてくれて、3人で充実した時間を過ごした。
孫5人は、揃うとうるさいけど、2人とかに分かれるとそうでもなく、今日は2人と有意義な時間を過ごせて本当に婆ちゃん冥利に尽きる日だった。
家でお留守番をしながら、z−に生うどんを食べさせ、自分達は焼きそばを作り、後片付けまでちゃんとやってくれた中学1年と小学6年生、みんなうるさいし、いっちょう前の口もきくし、生意気だし、なんじゃ?と思うところもいっぱいあるけど、でもでも、みんないい子だよー、其々個性的で、努力家で、明るくて素直で、何より元気でいいねえ。
女の子ばかりのこの5人と2人は、まるで姉妹というより、同士みたいな間、見ていてなんて幸せな子ども達だろうと思う。なあんて、昨日、中学生相手に本気で怒りまくって「ああ、もういやだ、あんたもうじぶんの家に帰んなさい!」とどなりまわしたわたくしめでありますが。
我が家にこの5人が寝泊まりして今日で1週間、ああ、あしたやっとyッちが帰ってくる。
やれやれ。
そうそう4年生が面白い事言っていた。
「mとhはうるさいし、mは我がままだし、sはもう2年も反抗期だし、mは中学生なのに成長できない中学生だし、こんな大変な孫達相手にあーちゃん、よくやってるよ。えらい!z−が色々言うけど、気にすることないよ。あーちゃんほんとにすごいよ!」
色んな事がこの孫の一言ですーっと消えた。