ロイクラトーン

タイのロイクラトーンは願い事を熱気球に書いて空に飛ばすお祭り。
初めてチエンマイに行った時、今度はロイクラトーンの時においでと色んな人に言われた。
でもなかなか縁がなく、まだ見たことがない。
11月にあると聞いていたが、今息子のブログをみたら、どなたかの好意で願い事を書いて一人あげたらしい。
その願い事は「避難してきている人が笑顔で暮らせるように」それを読んで涙が出た。
母ちゃんが長生きしますように、でもなく家族が幸せになりますように、でもなく金持ちになれますように、でもない他人の為の祈りを込めてたった一つの貴重な熱気球を空に上げた息子、母ちゃんは嬉しいよ。
あんたが心の底からそう思っているのは分かっているけど、人さまの幸せを願って貴重な気球をあげたのは、本当に素晴らしいよ。
母ちゃんはあんたを誇りに思うよ。無事にバンコクを飛びたてたか、多分、神様が守ってくれるよ。
大勢の人のこれからも力になるために、これからも精一杯力を尽くせよ。

先日、福島の知人に聞いた話し。
御主人が会社で倒れて救急車で病院に運ばれた。病名は「鬱」。原因は原発のせいで家族離れ離れになったこと。
絶対入りたくないよねと言っていた精神病院に入れられ、しかも満杯なので重症患者の病棟に入れられたそう。
すぐ奥さんが駆け付け、退院させ北海道に静養に連れてくるというが、その先、どうなるか。
また家族と離れる生活に戻った時のことをかんがえると、家を売ってでも、家族とともに避難するべきなのではないかと選択を迫られている。
仕事はどうするか、親はどうするか、難題が降りかかっている。どんなにか辛い思いをしていることか。
福島の周りの人達の「なんで避難する?」という、ことの重大せいを考えていないか、考えても仕方ないとあきらめているか避難する人を非難する風潮があるのも事実らしい。
それでも、子どもを守りたいと決断したsさん一家、明日病気のパパを連れてやってくる。