枯れ葉剤

米軍のベトナムへの枯れ葉剤散布から50年もたつという。
なのに未だにその被害が消えていないという。
10年前ホーチミンの街で何人もの奇形の人たちを見かけた。
想像を絶する普通の人間の形をしていない人たちをこの目で見たのに、すっかり忘れていた。というより思い出したくなかった。
今も、一見なんでもない人から奇形の子や孫が続々と生まれているという。
もう20年くらい前、日本でもこんな奇形児が生まれているという写真を見たことがある。あまりにも衝撃的で、私の脳裏から消し去られていた。
生まれると直ぐに死産ですといって葬り去られると聞いたことがある。本当かどうかは分からないけど、多分親には真実を告げないのだろう。
いろんな添加物、農薬など本来の自然ではない加工食品などが出回ってから、この奇形児が日本でも増えたらしい。
このことと、今回の放射能が重なって仕方がない。鼻血を出したり嘔吐したり、体調不良を訴える子供たちが大勢いる現実、うちに来た福島の子達も、鼻血を出しているという。危険が差し迫っているのに、政府はこの子たちを助けようとしない。「直ちに影響はない」その言葉に騙されないと決心した親たちが、子供を守るために、今、行動を興している。
春に洞爺の温泉の露天風呂で出会った、若いお母さん達が、子供を守るために日夜奮戦していると息子のブログで知った。彼女たちを息子に繋げてから、どうしているかしらといつも気になっていたけど、そうか行動しているんだ、あの出会いは、やはり神様の計らいだったのね。
息子はかなり忙しい日を送っているらしく、近くに住んでいるのにめったに会えないから、ブログで彼の事を知る。
私は息子を通じて東北の人たちと繋がっているので、少しはほかの人たちより、情報も入る。だから、少しでも、彼らの苦悩を周りの人に伝えていこうと考えている。
先日、麻のオイルで車を走らせて、麻を広めている中山さんに出会ったけど、彼が言った言葉が心に残っている。
脱原発、反対ではなく、原発卒業」と。「日本人が世界で一番放射能に強い」「日本の炭、植物、菌類が災害に強い」「こんなときだからこそ、誰かの物語を生きるのではなく、自分の物語を生き、自分自身を生き、生きがいを生きる。自分には自分の人生があり、生きると感謝が生まれる。周りの人と連動して、自分の責任を果たす事が大事」「楽しんで、とにかく自分の人生を楽しんで」中山さん、ありがとう。
色々、ナンタルサンタルティアと思うことはあるけど、今、私に出来ることは、食べてくれる人がひと時でも「幸せ」と思ってくれるおいしいご飯を楽しんで作ること、それが、私の役割かな。
さあ、今日もおいしいランチ食べに来てくださいませ。
あなたとの出会いを楽しみにお待ちしております!