合奏

一昨日やってきた孫2人と、昨日郡山からやってきた中学生のホームステイの子、合わせて5人編成のにわか楽団を伴って、毎月の恒例のボランティアに行ってきた。
まず、6年生の孫の津軽三味線、そして、エレクトーン、ピアニカ、立て笛での「ルパン3世」の演奏、朝急に思い立って、何かやってねとにわかに練習したとは思えない素晴らしい演奏で、お年寄りも大喜びだった。
いわきからの避難の子も泊まったので、長男の家は孫6人、郡山2人、いわき1人と9人の女の子で溢れた。
歓迎会をしようと手巻きの刺身を切っていたら、義兄が危篤との報が入り、慌てて病院へ。
誤嚥性肺炎で危険な状態の義兄、息が荒くかなり危険な状態、しかし、今日病状は少し落ち着き、見舞にいくと、私の呼びかけにはっきり「ありがとう」と小さな声で答えてくれた。
この義兄から「ありがとう」なんていう言葉掛けてもらったことなかったので、一瞬信じられなかった。
今まさに死と格闘している義兄に頑張れなんていうのは酷かもしれないけど、「お兄さん頑張れ」と耳元で言ってしまった。
ピック病という病のせいで、様々な行動や言葉に悩まされた数年のことも、すべてご和算になってしまった。苦しむ義兄の真っ白な頭をそっとなでて、辛いだろうけど頑張れと心から思った。
というわけで、なんだか騒がしいこの2日だった。
郡山の中学生は、おそらくはじめての家で緊張しまくりなのだろうと想像できる。でも、子供同士、かなり仲良くなったらしく、笑顔が出てきたので、多分、すぐに慣れるだろう。
放射線をどれだけ浴びたか分からないけど、既に鼻血を出したりしているというから、せめてここにいる間沢山の楽しみと、思いわずらわず食べれるおいしいご飯を食べてもらおう。
今夜も8人の女の子は、まるで修学旅行か、合宿みたいに固まって寝ている。