タッピング

朝テレビを見ていたら、避難所で眠れない方にタッピングをしたらぐっすり眠れたと、タッピングの仕方をやっていた。
rちゃんがタッピングの勉強をしていて、以前何度も私にやってくれたのと同じやり方だった。
閃いた!今日の自然療法の手当法の会でやりやっこしてみようと。
10時からの勉強会に、飛び入りのヨガの先生をしているyさんも入れて、6人でこんにゃく湿布やショウガ湿布のあとで、7人が1列に並んでさあ、タッピング開始。指の腹で背中を呼吸のリズムに合わせてトントンと静かに叩いていく。
5分ほどして今度は反対向いてトントントン。なんだかみんな繋がっていて幸せな時間が流れる。
こんなに簡単な方法なのに、とってもいい気持で癒される。
これは、被災された方がたがみんなでトントンとやったら、きっと少しは体も心もいやされるのではと思う。
ランチ付きの手当の会は、準備しながらご飯も作るので、何度も自宅と店を往復して荷物を運びちょっとしんどいけど、皆さんの喜んで下さる顔にしんどさも吹っ飛ぶ。
yっちも入れて、8人でのにぎやかなランチ、みんなのおいしいーと喜んでくれるのがまたまた嬉しい。
後始末も一人で、こりゃあちょっと厳しいぞーと思っていたら、孫娘がやってきて、渡りに船、食器拭きと荷物運びを手伝ってくれて大助かりだった。

今日は小学校の修業式、明日から春休み。そして孫達が通知戔をもらってきた。
2年生の孫が全部よくできましたに○がついている。
いやいや、私はこんな通知戔初めてみました。
自分はもとより、息子たちもほかの孫達もだあれも、こんなに立派な通知戔はもらったことがないので、へえ、すごーい!と何度も眺めた。
先生が「mちゃん、クラスで1番だよ」と褒めてくれたと孫は静かに喜んでいる。
小学校に入った時、字も読めなかったこの子は、勉強することが楽しくて仕方がないみたいにやっていた。
優しくて思いやりがあって、しかも腕白でおちゃめなこの子は、毎日ジャージ姿でおしゃれが大嫌いな癒し系、3年前、自宅の2階から転落して大けがをして命拾いした。鼻の骨を折って、鼻もずたずたに切れ、小鼻がかろうじてついているほどのけがだったけど、大勢の人の祈りのおかげで、7時間もの大手術を乗り越えられた。まだ小さかったのに「頭でなくてよかった」といってまわりを驚かせた。
私は落ちて血だらけになったこの子を見て、体は動転しているのだけど、どこかでそれを冷静にみていて絶対大丈夫と思っている自分がいた。なんだか、ああー、と声を出しているいる自分をもう一人の自分が、みていたような奇妙な感覚。あれは一体なんだったのだろうか。
色々考えても、助けられた命だった。
鼻もちゃんとくっついてくれたし、手首の骨折も1年後のむち打ちも乗り切った。
外遊びが大好きで、一人で吹雪でもお外で黙々と遊んでいる。夏も地べたに這いつくばって、じーっと何時間もアリさんを眺めている。外国からのお客様ともあっという間に仲良くなって抱っこさったり、言葉も通じない中国人の女の子と親友になったり、こう書いてきて、あれ、この子ってなんか凄いなあと改めておもう。
今日は特別に光り輝いていた大切な孫娘m。
子供はみんな素晴らしいのだけど、この子の持っている何かをこれからも静かに見守っていこうと思う。