天災

なんの言葉も出ません。嘆いても悲しんでもむなしくて、ただただ報道を涙を流してみるのみ。
そこに、一昨日の夜、息子から「大至急支援物資を集めてほしい」と電話が入った。
息子の会社で支援するので、毛布、懐中電灯、長靴を集めてと。
個人で支援しても着くのか?ときくと、国会議員のつてで、必ず現地に届くという。
14日夜9時には荷物を詰め込むので、それまでにという。
9時過ぎてから知り合い友達など近しい人に電話やメールをしまくった。そして昨日、あっという間に支援物資が我が家に届き始めた。玄関先にはおさまらず、茶の間に運ぶほどの荷物が集まった。
生憎、蓬ほうの料理教室だったので、私は身動き取れず代わりにyっちが走り回ってくれた。
sさんはわたしの電話を切ってからあちこちに連絡しまくってくれて、大きな車にあふれるほどの荷物を積んできてくれ、fちゃんは町内会の人たちにかけあってくれ、hさんは16件も家を回ってあつめてくれ、と、短時間のうちに想像しなかったほどの支援物資が集まった。みんな、何かしたかったけど手段がわからないといって私にありがとうとまで言ってくれた。中には2本の懐中電灯を届けてくれ、1枚しかなくてごめんと持ってきてくれたり、昨日一日皆さんのパワーの凄さに感動しぱなっしだった。
息子の会社の人たちやボランティアの友人達が10トントラックに積み込み作業を手伝ってくれたとかで、9時半には札幌を出発して今朝仙台に到着したそう。
皆さんの何かお役に立ちたいという思いの物資がきっと今頃被災者の方たちに届いていることでしょう。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今朝、息子が来て「母さん、ありがとうございました」と丁寧にお礼をいわれましたが、いえいえ、こちらこそ、させていただく機会を作ってくれた息子に感謝です。
息子は、この先被災者の方々を北海道に受け入れる手立てを考えているそうです。
第2陣の支援も考えているそうなので、またそのときはご支援よろしくお願いいたします。

先ほど、インターネットで世界中の方々からの、日本へのがんばれメッセージを見ました。
世界中の方がこれほどの祈りで日本に声援を送ってくれることに感動しました。涙が出てとまりませんでした。
我が家にもバングラディッシュアメリカや香港等から心配の連絡が届いて、ああ、みんな心配してくれているのだなあと感謝です。
アメリカの親友からは、何度も留守中に電話があり、アメリカでもニュースがひっきりなしに流れ、みんな心配し心痛めているとのこと。
こんなに悲惨な状況だけど、焼け野原から今の繁栄に復興した底力のある日本だもの、必ず復興すると私はどこかで信じています。連れ合いは電話で「アメリカからいち早く援助にきてくれてありがとう」アメリカ在住の親友にお礼を言ったそうです。
何か間違った方向にきてしまった日本、今こそ軌道修正をすべき時なのではないでしょうか?
このあまりにも大きすぎる天災を機に、我々日本人は本気で取り組まなければならない岐路に立たされているような気がします。
犠牲になられた方々の為にも。