写真

妹から「これいらないからもっていって」と渡された母の持っていた写真。
開けてみると、我が家にまつわる写真ばかり。母との旅行の写真、息子達の赤ちゃん時代から、孫達の写真とすべて我が家との写真ばかり。
妹にしてみれば、捨てるわけにもいかず、処理に困っての事と重々わかる。
しかし、なんと寂しいことか。
沢山の思い出の写真が結局は捨てられるという現実。
今日しばらく振りに一人になる時間が出来たので、写真を整理しながら泣いた。
ああ、お母ちゃんと、母が恋しくて、久しぶりに母を思って泣いた。
母との懐かしい思い出の写真は、しかし、私の子や孫にとって、これまた処分に困るものなのかもしれない。
生きている時は、時々懐かしんで見るにはいいものだけれど、時代が変わっていくうちに、必要のないものになっていく。
我が家にある膨大なアルバムの数々、連れ合いが写真を撮るのが趣味の時代もあったので、他の家より多分多いと思うが、あのアルバムってどうなるのか。
結局は捨てられる運命にあるのだろうなあ。
母の写真を前に色々考えさせられた。

先日の満月の夜、満月とは知らずにあまりにお月様がきれいだったので、孫と母親が二人で願い事をしたそうな。
その日の夜、その願いが叶って我が家は興奮状態になった。
しかも、その願いを現実にしてくれたのは、爺様。
全くもう、と色々思うところアリアリの爺様ではあるけれど、今回のこの決断の早さと器の大きさには脱帽。普段、悪くいってごめん、あんたは本当にいい人と
べた褒めの私。願いが叶った孫は、爺ちゃんにチュウしまくり。
そして、おこぼれを預かった私はかなりご機嫌麗しい。
ついでに私もチュウしちゃおうかなあとも思ったけど・・・。
爺ちゃん様様、久しぶりに大満足の出来事でした。お月様ありがとう、お爺様、ありがとう。いや、満月の願い事は効くーーー。皆さんも、こんどの満月と新月の時は、是非お試しあれ。