車中泊ブーム

羽幌の道の駅に停まっていたのは、京都ナンバーの枯葉マークのキャンピングカー、あちこちで結構なお年の、遠くからの道内車中泊の方々に出会う。
その度に、すごいなあーと感心する。気ままといえば気ままだし、多分、ゆったりと走っているのだろうけど、たった一週間で疲れた私には、スゴイと感心。
まだまだこれからも行く気満々の連れ合いに付き合うには、並大抵の体力ではもたないし、もっと改善の余地あり。
連れ合いは、1600キロも走ったのに、帰宅した次の日、青息吐息の私を尻目に、なんとあの32度の炎天下の中、家の周りの草取りを一日中していた。なんという体力!黙っていても暑くてバテルのに・・・。
思うに、彼は3歳頃から家業の農家の手伝いをしていたし、5歳の頃には立派に仕事をこなしていたらしい。学生時代は、勉強なんてしないで、親の手伝いをしろと言われて陰で隠れて勉強したそうだ。
そうやって子供時代から鍛えた体だもの、体力もあるさね。
若かりし頃、逆三角形の体で、腕の筋肉モリモリで、腕に糸を2重に巻いて、それを気合で切ったりしていた。そんな体力ありありの人と生活を共にするのは、かなりしんどい。私が具合が悪くても、その痛みが理解できないので、軟弱ときめつけられるし、ま、色々大変な事もあった。
今日、yっちが具合が悪いと倒れこむように帰宅した。
久しぶりに一人を満喫し、映画を観て、本屋に行き、ジンジャービールなど言うものを飲みながら、買った本を読み、私一人のために450円也のいくら弁当を買い、お風呂に入ってビールを飲みながら弁当食べ、買ってきた本を読みと、、楽しみを抱えて帰宅した。・・・のに、倒れたyっちのかわりに子供達にご飯をたべさせなくてはならなくなり、ああ、全くもうと楽しみを奪われた私は、なんで具合が悪いのかと少々腹ただしくなり、ちょっと連れ合いの気持ちがわかった気がした。
心配は心配なんだけど、自分が健康な時には、不健康な人の痛みがわからないんだ、きっと。yっちは病弱で、何かと寝込むことが多く、今まで必死に看病したり、子供の面倒見たり、自分でもよくやれたなあと思うくらい働いた。それなのに、最近、どうもキツイ。こっちが年取ったせいなのかもしれないと思いながら、ちょっと腹を立てた自分に驚き、反省。

次なる車中泊を目論んでいる連れ合いに付き合うためには、私も、もう少し体力をつけなきゃあ。
週末には中国人のホームステイが来るというのに、yっちよ、早く回復しておくれ。
今日観た映画は「トイレット」というなかなかいい映画だった。もたいまさこがいい味出していた。久々に映画館に行ったけど、映画はいいねえ。
一人で街を歩き、雑踏の中に身をおくのも、小さな旅みたいで楽しい。
ちょっとましな格好をして、お化粧もして颯爽と歩いてみるのも悪くない。