車中泊 道内偏

お天気はいいし、何も予定はないし「行くか〜」と30分で支度をし、当てのな
い気ままな旅出発! 
目指したのは羽幌。温泉つきの道の駅の露天風呂から天売、焼尻の向こうに沈む夕日を見る。かすかに利尻富士も見えた。その日は満月で、素晴らしいお月様に照らされて眠る。と言っても狭い車の中、どこでもすぐに寝れる連れ合いと違って、繊細な私はなかなか熟睡できない。
でもそのお陰で、早朝4時、空が真っ赤に燃えてるのを車の窓の隙間から発見。
苫前の港で、前に朝日、後ろに満月のサンドイッチ状態になった。いくら鈍い私でも、朝日のパワーと満月の癒しを全身に感じた。
さあ、焼尻へ。長年行きたくて、なかなか機会がなく、やっと念願叶った天売、焼尻。
32度以上の強烈な暑さの中、サイクリングとしゃれ込んだ。しかし、全長12キロを甘く見すぎた。
緩やかな坂道のアップダウンで、何度も自転車を降りて押す。森の中では蚊に襲われ、ジーパンの上からも襲ってくる蚊に気を取られ、フラフラ状態で森を駆け抜けたので、景色とか森林浴を楽しむどころではなかった。で、天売島では、絶対自転車はいやと拒否。そして、二人乗りのスクーターに恋人みたいに、連れ合いのふとーいウエストにがっしり手を回しつかまり、いざ島巡り出発。
快適、快適、景色は素晴らしいし、楽チンだしさっきの焼尻は何だったのって感じ。港で一個300円の生うにを割ってもらって食べた。
いやあ、うまいのなんの!
子供の頃からうにもアワビも積丹の海で洗ってガブガブ食べた私は、ちょっとウニにはうるさい、が、ここのウニは美味かった!
この日は羽幌のこれまた温泉つきの道の駅にて車中泊
翌日の朝日もまた素晴らしかった。
家にいるとめったに見られない朝日と夕日が、ここでは当たり前のように見られる。地元のおばさんが、「きれいだけどさ、いつも見てるからね」といっていたけど、そうか、何十年も見ていると、感動も薄くなるかもね。
ここの道の駅に京都ナンバーの