春みっけ

役者は揃った、さあ、何処へ行こう?
原案二つ、小樽方面か定山渓方面か。
美女熟女4人で協議の結果、定山渓方面へ行く事に。
私以外はみな簾舞には行った事がないというので、まず簾舞に寄って見ることに。
空沼へと続く道は、札幌市とは思えない自然いっぱいの山に囲まれ、小さな小川が流れ、水芭蕉が蕾を持ち、この日お目当てのフキノトウはまだ蕾のままそこここに沢山あった。
4人の美女は歓声をあげながら、素晴らしい春の恵みに酔いしれた。
Iさんのお宅は数年前までは、その先に家はなかったのに、今は3,4軒の家や別荘が建っている。
完全無農薬で野菜を作り、平飼いの鶏を育てているIさんは札幌市内で移動販売をしている。
20年ほど前からの知り合いで、何度もお邪魔しているIさん宅は、持ち主と同じであったかなお家で、お母さんはいつ行っても、歓迎してくれる。いつまでも年を取らない不思議なお母さんは、転んで足を痛めたそうで、杖をついて歩いていた。
車を置かせてもらい、長靴に履き替えてさあ、春見っけ出発ー。
まだ雪の残る道なので、長靴で正解。サラサラ流れる小川に思わず、はあるの小川はサラサラいくよーと歌が出る。所々、雪が覆いかぶさっている小川の中にもフキノトウはしっかり根を張っている。
雪を頂いた山々とおいしい空気、きらきら輝きながら流れる小川、そこここに芽が出かかっている雑草たち、4人の美女は子供のようにはしゃぎながら、フキノトウをいっぱいとった。
nちゃんは流石山育ちのもと自然児、目ざとく色々見つける。ここだけで、大満足の美女4人は、定山渓はやめにして、15島公園でランチをとることに決定、何を決めるのも、すんなり決まる。
流石熟女だ。
さて、朝早く起きてランチ作りをした私は、唐草模様の大風呂敷にご飯を包んでみんなの喜ぶ顔を想像したけど、想像以上にみんなが喜んでくれて、あー、幸せ!
この日のメニューは、五目寿しごはん、チカのマリネ、生しいたけ焼き、ちくわのフキノトウ味噌和え、玄米漬けと焼酎漬けの漬物、ブルーベリーのゼリー。いつも我が家に来る時は、マイ箸持参のrちゃんがこの日は持って来なかったので、お箸がたりなかったけど、ゼリー用のスプーンがあったのでラッキー!
絶景の川のふちでお外でランチは、ちょっと寒かったけど、最高だったなあ。
行き帰りの車の中は、私とnちゃんお掛け合い漫才炸裂で涙が出るほど笑ったし、いやあ、本当に楽しい春見っけの一日だった!
小樽の天狗山散策も連れて行きたかったけど、又今度の楽しみにとっておきましょう。
一緒に行ってくれた3人の美女達に感謝感謝、本当にありがとう。みんなだーいすき!