わくわく

新しい事を始めようと、少しずつ動き出した。
これって、今までしてきたことの延長線ではないかと思う。
だから、色々考えて、わくわくして、アイディアも次々浮かぶ。
しかしだ、どこまでも能天気な私の周りには、論理的、かつ現実的、かつ石橋叩いて叩いて叩きまくる派、かつネガティブシンキングの人達がうようよなのだ。
しかしだ、それも能天気過ぎる傾向にある私にとっては、ありがたーい人達でもある。ということは、重々わかっている。
連れ合いが言った。「そんなことしないで、俺と一緒に旅行行ったり、車中泊したりして遊ぼうよー」
なんと、それって「愛しているよー」と同意語か?
ああ、神は私を試しておられるのかいな?と思うではないか。
ま、この話はもちょっとネガティブとポジティブと折り合いをつけてからにしよう。

Nちゃんが暗い。同じところを行ったりきたりして、なかなかそこから出られない。というより出たくないのか。同じ経験はしていないけど、私も、何度も辛いこと潜り抜けてきたので、結局は自分なのだという事だけはわかる。
いくら周りが色々言っても、心の中になかなか入ってはいかないというのもよくわかる。
数年前のこと、突然誰にも会いたくなくなって、ベットから出られず、泣いてばかりいた。なんで泣いているのか分からなくて、でもオイオイ泣いていた。家族は仕方なくそっとしておいてくれた。
そんなとき、mさんがやってきて玄関で叫んだ。「ちょっと顔みせてーーー」「いや!」「いいからちょっとだけ」もうしつこくてあまりにもしつこく叫ぶので仕方なくちょっとだけ顔を出した。
そのときmさんが言った言葉に、私の何だか分からない心の靄がすっと晴れていった。
今考えてもあの時のmさんのしつこさが私を救ってくれたと思う。
ウツになりかかっていた私をmさんが救ってくれた。
思えば、今まで、もうだめーと思った時、私の危機を救ってくれる人が必ず現れる。
mさんを含めて3人もいる。なんてありがたいことだろうと、今でも彼女達には感謝している。
私を救ってくれた人達のように、私もnちゃんの助けになりたいと思うけど・・・。
私に出来ることは、おいしいご飯を作って食べてもらうことと、一緒に大笑いをすることだけ。
私の作ったご飯で、ほんの少しでも元気になれるなら、喜んでまたご馳走するよ。

nちゃんは今、ワクワクすることがないらしい。自分で見つけなきゃね。何でもいいんだよ。
今の私はお蔭様で、いつも何かにワクワクしている。名づけてワクワク星人。
今日ワクワク星人は、街に出ていっぱいワクワクしてきました。
食堂かたつむりにもワクワク、田村能子のステキな絵にもワクワク、一人で存分にワクワク堪能してきました。
家の中にいるのも好きだけど、たまには飛び出して色んな景色をみるのも好き。
ああ、今日も楽しかったと言える日が早くnちゃんにもきますように。

道東に住む孫から「生徒会の副会長に選ばれた!」「漢字テストで学年2番になった」とメールがきた。
逆境にもめげず、何でも積極的にチャレンジするこの子の素晴らしさにワクワク大満足!

最近のこと、一見ネガティブなことがあった。
でも、ものは考えよう、火事になっても人に被害はなかったし、もっけの幸いだった。
ま、裸になって一から出直せばいいさと、彼には言った。いろんな人から、
お見舞いの言葉もいただいたけど、成っちゃったものは仕方ない、前に進むだけ。いい教訓だった。
そしてもうひとつ。連れ合いがあれこれ今後のことを心配しているので言った。「まだ起きても居ない先のこと考えても仕方ないよ。そうなったら、その時、考えようよ」
ちょっと前まで、先のこと心配してばかりいた私は、今だけ考えようと気持ちを入れ替えた。
これってなんて楽チン。もっと早く気がつけばよかった。でも、今、気がついてよかった。