伝統民舞

七頭舞という岩手県の伝統民舞を継承している会に孫2人が入っている。
去年から始めたばかりだけど、踊りも覚えて、あちこちのイベントなどで踊らせてもらっている。
昨日、この地区のスノーフェスタがあって、孫達も踊るというので観にいった。
2人が踊るのをみたのは初めて。大人たちの中に入って、とっても上手に踊っていた。
かなり運動量の激しい動きで、息を切らしながら、でも真剣に、生き生きと踊る姿にババ馬鹿の私は見とれてしまった。5年生の子は、時々ハアハアいっているのが表に出ていたので、終わってから注意した。
「観る人は楽しんでみているのだから、あんなに大変そうにしている姿を見せない方がいいよ」と。
「同じ事先生にも注意された。しばらく振りに踊ったのと、運動不足で息が切れて苦しかったの」そうか、これでまたひとつ勉強したね。
学校の勉強以外に、いっぱいいろんなこと経験して成長できる機会を与えられて良かったなあと思った。
4年生の子は、何だか踊りに色気があって、この子はちょっと筋がいいのでは?とこれもババ馬鹿かもしれないけど、先生が「この子はいい踊り手になります」と言ってくれたのが、満更お世辞でもないような気がした。うちの4年生が最年少らしい。難しい踊りなのであまり小さい子は覚えるのが大変らしい。
そして、この子は、今夜三味線のお稽古で師匠からいろんなことを学んだようだ。
普段は活発なのに、意外とシャイなところもあるので、今夜、大勢の大人たちの中、一人でジョンガラを弾いて、おそらく、ドキドキだっただろう。
家での練習では思い切り叩いているのに、なかなか思うように音が出ていなかった。
最初の「ハイ!」という掛け声も「声が小さい、もっと大きな声で」と何度も直されやっと「よし」と師匠からOkが出た。頭も背中も手もびっしょり汗をかいていたから、よっぽど、緊張したのだろう。
毎日、練習していたのに、今夜は沢山直されていたから、7日の江差での本番まで、明日から又猛稽古が始まるだろう。
この子もまた、勉強以外に色んな学びをしている。
そういえば、この七頭舞というのは、岩手の岩泉の踊りだと昨日初めて知った。
岩泉には2回も行ったことがある。竜泉洞という有名な鍾乳洞のある所で、私には思い出の多い場所なので、へー、あの岩泉の踊りだったんだとビックリした。
毎年やっているというスノーフェスタに初めていってみたけど、とっても楽しかった。
公園のスノーキャンドルも、いかにも大人も子供も、皆で楽しんで作りましたという感じで、ほんわかとしたなかなかよい催しだった。