雪遊び&スキー

孫達が月寒公園に雪遊びに行った。今日はお天気もいいのできっと楽しく遊んでいることだろう。
一昔前、天狗山育ちの私は、スキーが滑りたくてウズウズしていた。次男がまだ1歳位だったから、グット我慢していたのだけど、ある日、連れ合いが次男の子守するから、長男と一緒に月寒公園でスキーすれと連れて行ってくれた。
月寒公園は、天狗山とは比べようもないけど、子供を遊ばせるには適当な高さの丘になっていて、数年ぶりに滑った事がある。あの時の嬉しい気持ちを今でも覚えている。
子供の頃から、天狗山、松ヶ枝の山、川を挟んだ家の向かいの山など、山に囲まれた所で育ったので、スキーはとても身近だった。だから、連れ合いが、妻子をおいてスキーに行くと、羨ましくてしょうがなかった。
次男が4,5歳になってから、やっと家族でスキーを始めた。連れ合いは、仲間に指導員がいたので、一緒に滑ってかなりの腕前になり、私にも教えてくれたので、年のわりにはそこそこ上手になって、ほとんど、どんな山でも滑って、本当に楽しかった。少々、具合が悪くてもリフトを降りて、山の頂上に着くと、スッキリして気分爽快になった。あれは本当に不思議な感覚だったなあ。今思えば、山の気に癒されたのかもしれない。
子供の頃、向かいの山に登り、川の反対側にいる母を大声で呼んで直滑降で滑って、ひゅっと止まるのが自慢で、何度も何度も母に見てもらったっけ。「オカアちゃーーん、見ててーー、いくよーー」反対側で母が手を叩いて喜んでくれたのを、今でも鮮明に覚えている。
3年前、10年振りにスキーを滑った。
国際スキー場の頂上にいきなり行って、果たして滑れるかと思ったけど、体が覚えていて自分でもびっくり!連れ合いも「俺、もうすべれんぞ、きっと」といいながら昔と変わらぬフォームで滑った。お互いに「いやいや、結構なもんだね」と言い合って、又、孫に付き合って始めるかと言ったけど、やっぱり、山に行くこと自体が億劫であれっきり、スキーはしていない。
多分、もうしないとは思うけど、あのスイスイ風を切って滑った感覚は懐かしく胸に残っている。

10年位前のこと、姪が重症の鬱になった。そこで、息子と相談して、彼女を連れて千歳川に行った。
川のそばで、高い所から飛び降りて、全身を雪に任せるという遊びを何度も何度もして、子供みたいにギャーギャー雪まみれになって一緒に遊んだ。姪の心に笑いが蘇り、自然の中でケタケタ笑い合って、私自身も本当に楽しかった。雪はフワーッと体ごと受け入れてくれて、なんてあったかいんだろうと思った。
今、我が家の孫達も、雪山に顔を突っ込んでは、ソフトクリームとかいってなめリ回して遊んでいる。
雪国に生まれ育ったこの恩恵に感謝感謝。