手紙

半月以上も続いた瞼の腫れがやっと治り、次は腰痛に。しかし、必死の骨盤運動と棒に乗って劇的に治った!洗濯機から洗濯物も取り出せないくらいの重症の腰痛がたった2日で治ってしまい、もうルンルンの私。健康の有り難さに感謝感謝。
この1週間何の予定もなく、しかも、いつも張り付くようにそばにいる家人も、事務所に毎日出勤して忙しそうなので、日中夢のような一人の時間たっぷり。掃除洗濯など家事のあと、音楽を聞きながら、不義理している人たちへの手紙を書いたり、本を読んだり書類の整理をしたり、三味線の練習したり、降りしきる雪の美しさにボーーとしたり、家に閉じこもっての毎日だけど、ちっとも飽きない。
その間、友達が訪ねてきたり、兄がきたり、孫達がきたりと適度に人とも会話しているから、ちっとも寂しくもない。時間がたっぷりあるから、そして体の調子もすこぶる快適だから、手紙もゆっくり丁寧に書ける。今日は、アメリカに住む親友に半年振りに手紙を書いたら、止まらなくなり、結局便箋16枚になった。時々、便箋全部使ってしまう事もあるから、まだ短いほうかな。ただし、私の手紙を面白がって読んで下さる方のみ。思えば今までどれだけ多くの手紙を書いたり、貰ったりしてきたことか。
数年前までは全部とってあったけど、思い切って処分した。中には学生時代に母から貰った手紙もあったり、友人達からの手紙、尊敬する方からの手紙などもあったけど、もう、数十年もたって整理のしどころと思いきった。自分が出した手紙も1度読んだら捨ててもかまわないとも思っている。
今は、携帯のメールという便利なものがあるから、ちょっとした事なら、メールですんでしまうけど、やっぱり私は手紙が大好き!そして、書く事が好き!書いていると、自分がそんな風に考えているのか、感じているのかと読み返すとビックリする時がある。
最近は手紙を貰う事も少なくなってきたけど、貰った時はとっても嬉しいし、読むのが楽しい。毎日何気にポストを開けて、来ぬ手紙に期待している時もある。だから、手紙を貰った時は、わくわくしてしまう。さあ、明日、アメリカに手紙を出そう。
 

今日、チェンマイのIちゃんから電話がきた。「さっき、チェンマイに着きました」と。とっても綺麗な東京弁の彼女は、若い頃、エキゾチックな顔立ちの美人だった。きっと、今でも美しい顔をしているのだろうなあと美しい日本語を聞いていて思った。
色々な困難を乗り越えてチェンマイに居場所を見つけて、今はやりがいを持って、生き生きとしている彼女に心から拍手を送りたい。インターネットで見た彼女の働く店は、とってもステキで、今すぐにでも行ってみたいようなレストランだったし、彼女の作った料理の数々はとっても美しく、おいしそうだった。
これから彼女との縁が又繋がり、どんなふうになっていくのか、とっても楽しみ。
ちなみに、チェンマイ在住のnちゃんは、彼女の店に通っているお客さんだった。やっぱり、勘があたっていたわ。
実は、去年Iちゃんがチェンマイにいると分かってから、nちゃんと繋がっているような気がしていて、でも確かめる手立てももなかったので、そうだったりして・・・と密かに思っていた。
yっちが「家に居ながらにして、世界とつながっているなんていいねえ」と言ってくれたけど、ほんと、家にいてもこんなに楽しい出会いがあるなんて、幸せ!

先日、友達がきたので、連れ合いと3人で近所の居酒屋にお昼を食べに行った。もう、数十年も通っている店。ママが手首にサポーターをしていたので、何気に「腱鞘炎?」と聞いた。そして、彼女の指2本が関節から曲がっているので「リュウマチ?」と聞いた。
「3才の時、囲炉裏に落ちて大やけどして、何度も手術したの」「囲炉裏って、何処出身?」「000」「エーー000?」てわけで、数十年お互いに知らないできたことがここで判明。000は私の産みの母方の出身地で多分、私の名前も000からきたらしい。今も従妹が在住している。で、お互いに同時にその従妹の名前を言った。「n00z子!」
いやあ、びっくり!彼女と私の従妹のz子は同級生だと!
言ってから、お互いにびっくりして、笑ってしまった。
連れ合いも友達も、私のこのての話には、何度も遭遇しているので、まただよーといたって冷静。
これだから人生って面白いよね。どこでどう繋がっているのか、ある日、何気ない会話から、その糸が突然鮮明に見え出す。
そのママと次の日も、スーパーで会って「いやいや、縁があるねえ」と言い合った。