結婚式

昨日、北海道神宮で姪の結婚式が執り行われた。
真っ白の綿帽子を被った姪と、紋付羽織姿の婿さんのカップルは、もう8年も一緒に暮らしているので、決して初々しい感じではなかった。何故か急に、式でも挙げておくかということになったらしく、案内をくれたのは3週間ほど前だった。運良く神宮に空きがあったらしい。
婿側は4人、嫁側が35人程の親戚。釣り合わないので、うちの一族11人は、婿側に座ってと頼まれた。
神宮での式に参列するのは、初めてなので興味深々。嫁が9歳も年上なので、婿さんが若く見える。
でも素顔の2人は年の差をあまり感じさせない。姪が幼過ぎるからかも。姪には悪いけど、白無垢綿帽子はちとあわなかった。残念!誰一人、綺麗、とか可愛いとか口にしないのも、なんだか変だった。
ま、それはいいとして、控え室で親戚が時間待ちをしていた時、なんとも不思議な空気が流れていた。おめでたいはずの場なのだが、話もあまりなく、まるでお葬式みたいな、なんだかなあという、もてあまし気味の時間。
式が始まり、両家代表が神前にかしわ手を打つ時、神主さんが説明したにもかかわらず、義兄が最初から2拍手したのには参った。神主さんがビックリして、当惑していたので噴出しそうになった。あんな間違いする人、あまりいない気がするけど。後で義兄が「いやあ、間違ってしまって」と頭をかいていた。
場所が変わって、パーティー会場は、何故か炙り焼きの店。
煙もうもうだと聞いていたので、着物から洋服に着替えてよかった。本当にもうもうだった。
よせばいいのに、姪は成人式に作った辻が花の振袖姿、ああ、あれから19年もたったのかと変な感慨に浸っていた私。ま、年はくったけど、区切りをつけて式を挙げられて、まず、よかったこと。
そうそう、うちの4歳児、巫女さんが注いでくれたお神酒を一気飲みしてしまった。彼女は、治療用の枇杷酒を、ああ、おいちい!と親の目を盗んで口の中にシュっとしていた酒好きなのだ。ま、少量だからいいけど、油断もすきもない。
葬式や法事ばかりの昨今、たまには着飾って、喜ばしい会に出席できるのも、いいこった。