新型退治!

昨日、茶の間からふと空を見たら、朱色に染まっていた。
何という美しさ! 外に出てみると、西の空もまた幻想的な茜に染まっている。
いやいや、凄いんでないかい?  一人で見るのは勿体無いので、孫達に教えようと、隣に行く間のほんの数分の間に、魔法みたいにさーっとその茜色が消えてしまった。建物の無いところで見たら、どんなだったろう。でも、つかの間でもあんな素敵な夕焼けを見られてラッキー!
 
おたふくに始まりなんやかんやと大騒ぎだったこの数ヶ月、やっとインフルエンザ新型も収まったかに見えた我が家に、再び新型さんがやってきた。4年生が突然の高熱を出し、グッタリ。同時に学級も閉鎖。病院で待つこと3時間。しかし、もう少し熱が足りず新型の証拠が出ない。が、しかし多分間違いないでしょうとかの有名なタミフル投与。薬嫌いなのを知っているお医者さんは「今回は絶対に飲ませて下さいよ」と強く言ったそう。仕方ない、飲ませると親がいう。そして、劇的に熱は下がった。やれやれ、という間もなく今度は1年生がグッタリ。間違いないよね、とりあえず、病院へということになったが、あいにく日曜日。救急当番病院に電話してみると、なんと5時間から7時間待ちだというではないか。こんなにグッタリしている子を長時間待たせるのは如何なものかと、とりあえず夕方まで様子をみることになった。
さあ、ここで自然療法の出番。まずは、庭の雪ノ下の青汁を飲ませ、お腹と肝臓に蒟蒻湿布をし、頭には豆腐湿布をし、喉がゼイゼイして息も絶え絶えなので、首から胸にかけて芋パスタ。薬草茶に玄米の黒焼きを入れて飲ませ、手作り酵素を飲ませと一日中様々な手当てをする。何度か吐きながらも、少しずつ熱も下がり始め、40度近くあった熱が、35度くらいになってきた。声も出ず、グッタリしていたのが吐くたびに少しずつ快報に向かい出した。丸1日苦しんだだけで、薬のお世話にもならず、今日は本来の元気を取り戻した。
ウーン、何もタミフルなどという薬を使わずともインフルエンザは撃退できた!
こんなに子供達の間で流行ってしまったってどういうことだろう。
5年生がなったときもそうだったけど、熱が40度近くならないと、陽性にならないらしく、38,5度だった5年生は普通の風邪ですと、一旦帰された。しかし、39度になり、別の病院へ行くと、今度は新型ですと、リレンザを投与された。その間、ただの風邪といわれたので、隔離もせずだれかれとなく接触していた。
ああ、こうやって拡大していくのだなあと思った。
そして、今回は高熱を出して、苦しむ子供達を5時間も7時間も待合室で待たせる医療って一体どういうこっちゃ?と疑問と怒りが沸いてくる。
もう一人、3歳児が感染していないからまだ、安心はできないけれど、自然療法だけで治るということがわかったので心配はしていない。この3日間、手当てに洗濯に食事にと大忙しで少々疲れ気味なのに、今日は赤ん坊の子守を頼まれ仕方なしに引き受けた。ま、可愛いからいいけれど、こうやって孫が生まれてから11年、なんだかんだと私よくやってきたなあと感慨一入。
でも、連れ合いと2人大して会話もなく、大笑いもなく過ごすより、なんと刺激的で楽しい日々だった事かとつくづくと思う。yっちも「お母さんの助けがなかったら、とても子供3人も育てられなかった」と言ってくれたけど、6人も育てた私はこんなに沢山の宝物を与えられた事にとっても幸せを感じる。そして、生まれたばかりの孫は、また新たな幸せを運んでくれている。