二人の生活

やっと本来の爺婆2人の生活が昨日から始まりました。
8歳の時、実の母親とはなれ、爺婆との生活を選んだ孫は、新しい家族と生活する為に我が家から巣立っていきました。
この日がくるのはずっと覚悟し、孫の為にもなると思っての事ではあるものの、やはり別れは相当辛いものがあります。
安堵と寂しさとの混ざり合った、なんとも表現のしようのない心境です。
遠くから6時間かけてバスでやってきた2人の孫達も昨日帰ったので、3人もいっぺんにいなくなったのでちょっと参った。
久しぶりに涙が止まらない1日でした。
散々泣いて、スッキリしたので後はもう夫々の親達にまかせ、爺婆役に徹しようと思います。と口ではかっこいいこと言いながら、勝手に涙がこぼれます。ま、しばらくしょうがないかな。
それにしても、この年で子育てをするのは、かなり大変なことでした。夫も私も精一杯親代わりをやった数年だったので、これからは2人の生活を大いに楽しんで余生を過ごそうと思っています。
孫6人が大騒ぎをした数日が過ぎ、ホッとした途端、風邪をひいてしまいました。鼻水じょうじょうで、涙と鼻水とでグチョグチョの私を案じてか、夫はかなり私に気を使ってくれます。
お互いに言葉にはしていませんが、よく頑張ったねと暗黙のうちに、お互いをねぎらっています。
これからは、自由に時間を使えるという楽しみが増したので、夫とともに、大いに楽しい時間を過ごしたいと思っています。
そして、早速、来週ちょっとお出かけしてきます。ワーイ、わーい、嬉しいな!

一昨日、3回目の味噌作りをしました。
大人7人、子ども10人、計17人でワイワイガヤガヤと、なんとも賑やかな味噌作り。
前日は三味線のお稽古があったので、夜中1時半過ぎまでかかって昼ご飯の下準備やらなんやらで、寝たのは2時過ぎていました。
寝不足の婆ちゃんの強力助っ人の小学生達、掃除に片付け、トイレ掃除、玄関掃除となかなかの働きで9時半には、準備万端。うちの孫達は何度も味噌作りしているので、手際がよく「ちょっと、水分たりないね」とか言っちゃたりして。子どもはみんな、味噌作りが大好きみたいです。
2年前、陣痛がきているのにミンチ機を廻して、2日後無事女の子を超安産で産んだtさんが、この日2歳の誕生日を迎えた子を連れてきました。お母さんのお腹越しで会っているので、可愛さひとしおでした。

息子のビーガン仲間のy君も、子どもの多さに驚きながらも、楽しく味噌を作っていました。
難しい病気の彼の回復の手助けになればと、自然療法の方法や、自分の看護の経験など話させて貰いながら、素直に受け入れてくれたy君に回復の光が見えたような気がしました。
4月はかなり忙しいので、ちょっと日程が立てられないので、5月の連休過ぎに、何回かしようと思っているので、申し込みしてくれた皆さん、もう少し待ってくださいね。


「天から降ってきたうた」聴いてきました。
そこは不思議な雰囲気の空間で、アジサイ茶を戴きながらゆったりとしたソファで寛いだ中で始まりました。
しばらくぶりに会ったrさんは、別人の様にきれいになっていてびっくり!
しかも、シンプルだけれど、素敵な洋服をきていたので、gパンにひっつめ髪にジャャンパースタイルの彼女しか見ていない私には、エッ、あのrさん?と目が天になった。
どんな歌なんだろうという好奇心でいっぱいだった私は、最初の「ゴミをポイ捨てする人へ」という歌をきいて、「ありゃまあ」と正直思った。
何でも、大滝の国道のゴミがあまりにもひどいので、ゴミを拾っていたら歌詞が勝手に出て来て、何だろうと書き留めたらそのあとにメロディも勝手にでてきたとか。彼女は音符も読めないし、まして歌など作った事がないのにどんどん歌が降りてきたそうです。農道を走っていて、あまりにも夕焼けがきれいだったので、感動して見ていたら、歌が降ってきたとか、自然の中で暮らしている彼女だから出会える体験の中から生まれた曲の数々。
最初のずっこけそうになった曲も、終わる頃には「ああ、天からのメッセ-ジなのね」と納得。そして、聴くほどに心に染み渡り、「地球家族」という歌に涙が出て来て自分でも「あれっ」って感じ。
途中の彼女の素の語りがまた心地よく、まことにシンプルなんだけれど、そうか、そうなんだ、これでいいんだね、という私の中の何かを「いいんだよ、それでいいんだよ」と優しく後押ししてくれたよううな歌たち。
途中、天窓から光が差し込み、いくら鈍い私でも、天からの喜びみたいなのを感じてしまった。
彼女の唄には、ネガティブな言葉がまったくなく、すべてが淡々と語られるポジティブな言葉ばかり。
愛、平和、共存、楽しむこと、癒し、そして私が一番心に響いたのは「遊ぶこころ」。地球と遊ぶ、それも楽しく遊ぶといういとも単純なこと、これから遊んで暮らそうと夫と話していたので、特に私には神様からの私へのメッセージのように感じました。
9歳の孫は途中で、寝息をたてて熟睡。寝ていても、きっと、彼女の魂は聴いているという感じがしたのでそのまま寝かせておきました。孫2人と、これから生まれ出る7人目の孫と、ともにあの素晴らしい歌に出会えて幸せな時間でした。
一緒に行った私の仲間達も、なんだかよく分からない中で聞きはじめ、途中から感動しているのが、気配でわかりました。
多分、私が彼女達を誘ったのも、意味ある事だったかもしれません。
どんな歌だった?ときかれても、「ウーン」としか言いようのない歌、言葉では語れないような不思議な歌、記憶力がめちゃ悪いというrさんが、あの長い歌詞をよく覚えたねといったら、覚えたんではなく、勝手にでてくるんだよねと言った不思議な歌、彼女のいう「天から降ってきたうた」またあの歌たちに会いたいなあ!