歌のボランティア

老人施設での歌のボランティアに出会って、もう10年以上たつ。多い時には一ヶ月に3箇所以上の施設を廻っていた。
もともと唄う事が大好きなので、お年寄りと一緒に唄ったり、時には一人で唄ったりして、こんな楽しい事に出会って嬉しくて、張り切っていた。
しかし、孫が次々と増えたり、家族の病気や看病、息子の仕事の手伝いなど、色々忙しくなり、すっかりご無沙汰していたけれど、昔の仲間がまだ続けて頑張っているという新聞記事をきっかけに、6年振りにまた関わる事になってから3年がたちます。
今は白石区と豊平区の2箇所で、お年寄りの方たちと一緒に歌っている。
先週のこと、一番前の席に座ったとても上品な雰囲気のお爺ちゃん、どの歌も楽しそうに大きな声で歌っていたので、何度かマイクを向けてみた。
「愛染かつら」「二人は若い」「炭鉱節」など選曲も良かったのか、ほとんど歌詞カードも見ないで歌っていました。
仲間が、私の耳元で「90過ぎてるんだよ」と囁くので聞いてみると、なんと94歳!素晴らしい!
94歳で大きな声で歌をうたえるなんて、なんて素敵なんでしょう!
この日、私の体調頗る悪く、困ったなあと内心思いながらの歌の会だったけれど、この94歳パワーや、他の皆さんの元気な歌声に私も元気を戴き体調回復。ここの施設は30人位だけれど、白石の方は多い時で90人くらいのお年寄りが集まって歌うので、喜んで歌っているパワーがびんびんと伝わってくる。
歌って、音楽って本当にすごいなあと毎回感じる。
今回、仲間のご主人が他の施設に入っていて、専門家の素晴らしい歌手の方々が歌いにきてくださったそうです。ソプラノのの素晴らしい歌声で、なんでもプロの「音楽療法士」の方達らしく、「さあ、皆さんもご一緒に」といっても、あまりに彼女等の唄が上手すぎて、しかもキイが高すぎて、だあれも唄おうとしなかったとか。
「だからキイが高すぎるのは、お年寄りにはあわないと、アドバイスしようかと思ったけれど、あなた達、ちゃんとキイ低くしていたのでよかったわ」と。
そうなのです。私自信も高い声が出ないせいもあるけれど、ピアノ担当のqちゃんがちゃんとキイを下げて弾いてくれるのです。
自分の知ってる曲はほとんどその場で弾けちゃうqちゃんの存在は、本当に我々にはなくてはならない大切な仲間です。
qちゃんだけでなく、仲間みんながいてこそなりたっているボランティアです。

先週、体調が悪く、食欲がなく、というのはウソかも。だって、2日間、
 昼ご飯食べ過ぎての食欲不振だから。
2日目、もう治ったと思い、なんとテンコ盛焼きそばを食べた。そこは地下の一角の焼きそば屋。安さにひかれて、ついふらふらと入ってしまった。周りを見渡すと、若いサラリーマンが多く、でも、おばさんもいたし、中年親父もいたしでちょっと安心したのが、油断だった。
あまりの量の多さに流石の私めも、ギブアップ。ちゃんといっぱい残したのに、その夜また具合が悪く後悔しきり。
yっちに「あそこは、若者の行く所。年寄りが行く所じゃないんだよ」だって。はいはい、わかりました。
と言うわけで、4日間、一日1食。なのになんも瘠せん。どういうこっちゃ。
己の食い意地の汚さに、いたく反省し、「胃さん、腸さん、ごめんなさいね」と謝りました。

昨日、突然旭川の甥っ子のお見舞いに行く事になった。
旭山動物園に行けるぞと子供みたいに喜んだのは、どうも私一人だけ。我が家で動物園に行ってないのは私だけ。一緒に行った親戚の4人も、みな何度も行ってるんだって。へえー。
と言うわけで、ワクワクしながら行った旭川
所が、甥は、さっき退院して友達と食事に行ったとかで、結局会えず。
ま、元気になってよかったねとまずはお昼食べてから、動物園に行こうとレストランへ。
所が、食べ終り、外にでると、ざあ、ざあぶりの雨。私以外の7人はもう何度も動物園経験者。
よって、こんな雨降りに傘もないし、辞めようと言う事に。ああー、これで私はまた、旭山動物園に見放されたか。
でも、ものは考えよう。楽しみが増えたということで、発想を変えようっと。
旭川は雨、でも滝川まで来ると雨の気配はなく、今度は強風。風で車がもっていかれそうになって、夫はかなり緊張したくらいの、強風だった。
一分前のことも忘れるらしい義姉に久しぶりに会って、人の生き方を色々と考えさせられた一日だった。