子供の夢

我が家の孫達の目下の夢は、3年生2人が「歌手」それも今流行の歌手ではなく、演歌と民謡の歌手だとか。それは、今月4日のカデルでの三味線の発表会の時出演してくれた、はかまだ雪絵さんという歌手のお姉さんの歌をきいて、いたく感動したらしく、小学生4人は家に帰ってから「袴田さんっていいよねえ。顔もきれいだし、唄はうまいし、スタイルはいいし、太鼓もたたくしすごいよねえ」と絶賛!5日も公民館で彼女の演歌をたっぷり聴いた4人はうっとりと彼女の唄に聞きほれていました。
家でも彼女のcdをかけ、振りをしながら何度も何度も唄いまくり聴きまくり、憧れ度は増すばかり。そして、1年性と3年生の2人が熱烈ファンレターを書くに至り、つい先日、興奮した3年生が電話をくれました。「大ニュース!はかまだ雪絵さんから返事がきた!しかもサインもしてくれた!」いやいや、いかったいかった。
彼女は私の拙い三味線に何度も唄付けをしてくれ、1月にもお世話になり、また3月もご縁があるので、「会ったらお礼いっとくね」と孫に言ったら「えっ、そんなに親しいの?」「そうだよ、友達かな」「うそ----、本と?えーーーー!」ま、ちょっと孫に尊敬されたかも。あんな凄い人と婆ちゃんが友達!と。ウヒヒ・・・。
かれこれ11年前から三味線を通じて知っている彼女は、実に気持ちの優しい,しかも一本シンが通った素晴らしい人です。今ブレイク中の「ソーラン浜唄」はなかなかいい歌で時々、テレビやラジオにも流れているので活躍している彼女に私もウン、頑張ってるなあと嬉しくなったりしていました。
何度かカラオケなども一緒させてもらったけれど、どんな唄でもめちゃくちゃ上手いし、民謡で鍛えた声が素晴らしい!カラオケに自分の唄があって、本人がそこにいる!なんてと最初は感激したけれど、今は慣れちゃって何も感じなくなったなあ。
この「ソーラン浜唄」という曲は、何度も聴いていたのだけれど、ただなんとなく聴いていたせいか、歌詞が全然頭に入っていなかった。でも改めて孫達が歌っているのを聴いて、遭難した猟師の帰りを無事を信じて待つ女心を歌ったとわかって、あらあ、そんな唄だったのかい、なかなかいい歌詞じゃんと思った鈍い私。もうひとつの「連れ合い善哉」も又歌詞がよくてまるで私のことを歌ったような唄なのであります。
小さな子供を虜にし、あんな歌手になりたいと思わしめたはかまださんは凄い仕事してるなあと、改めて尊敬の念を深めた私です。

去年の暮れに大好きな友達や孫2人が加わって我が家で忘年会をした時、3年生が「ねえ、みんなで自分の夢言わない?」と突然言いました。
「夢?」もう夢など無くしかけた大人達は、9歳の子にせがまれて自分の夢をあらためて考えました。
座っている順番に夢を披露することになり戸惑いながら語り始めた大人たち。
mちゃんの夢は、ハワイのホノルルマラソンで走りたい(ちなみに彼女はマラソンなどしたこともなく、2,3メートル走っただけで息切れがするのです)うーん、遠いけどま、叶いそう。nちゃんはインドネシアのバリ島に行きたい、(うん、それはその気になれば、確率高いぞ。)3年生はその頃出会ったばかりのはかまださんに、既に憧れを抱いていたらしく、はっきりと「私の夢は民謡や演歌の歌手です」といいました。「だって、まだ民謡習ってないでしょう」という私に「それでもなりたいもん」
ま、夢だからいいか。4年生は「インドの困っている人を助けたいので、医者になりたい」と。彼女は小さい時から、自宅出産を何度も見てきているので、助産婦になりたいと言っていましたが、「助産師もいいけれど、今は医者がたりないから勉強してお医者さまになってよ」と彼女の尊敬するm助産師にいわれ、あれから彼女の夢はお医者様。
私の夢は、「ベトナムに住んで孤児院の子供達と関わる何かをしたい」と言ってしまってから、エー、私ってそうなの?とちょっと自分で言った事にビックリしたかも。ま、夢だから何見てもいいけど、私に何ができるんだろう・・・?
そういえば「夢は見るものではなく、叶えるもの」とどなたかが言っていたなあ。
思いは叶うという事をこれまで何度も体験してきた私としては、これからも私の中に眠っている夢や思いが叶うべく、さあ、よーい、どん。