留学生の国際フェスティバル

北大の国際フェスティバルにバングラディッシュ人のa−に誘われて、孫達4人連れて見に行って来ました。
今年で3回目のこの行事、1回目の時、インド人のrが出るというので家族で見に行ってからもう2年たつんだなあとrを懐かしく思い出していました。
司会者のイギリス女性とナイジェリア人の2人は、日本語がとても上手。2時間の各国のパフォーマンスに楽しく見入ってきました。バングラディッシュ人のご夫婦の彼等は、国の言葉を守る為に戦って散った人々のいた事を実に流暢な日本語で語ってくれました。
彼らが自国を愛する気持ちが伝わってきました。
私の隣にいた金髪の小さな男の子に英語で年はいくつ?名前は?ときいても反応なし。そばにいたお父さんが、英語で、「この子は英語話せないよ」といったので、あらまあ、じゃあ、何語?と聞くとそのこが「僕、日本語しゃべれるよ。5歳だよ。キリン組だよ」と完璧な日本語で話し始めてびっくり。お父さんもお母さんも日本語全然しゃべれないんだとか。
バングラディッシュ人の夫婦は北大での研修を終えて、来年2月には帰国するとか。長男夫婦と大の仲良しなので寂しくなりそう。
三味線の練習中に東京にいる姪から電話があり、台湾人のmと一緒にいるので代わるねと、携帯でmと8年ぶりに話しました。
彼は我家の初めてのホームステイに来た忘れられない人。最初は受け入れに反対して、俺は知らん!といっていた夫が、mはいい子だと別れるときは寂しげにしていました。
8年ぶりのmの声、所が会話は英語。めちゃくちゃ英語で伝わったかどうか、きわめて怪しいもんだけど、彼の言ってる事は、ま、半分くらいは分かった感じ。
じかにあって手振り身振りで話すのならわりと感じで理解しあえるけど、電話はちょっと大変。彼は来年、我家に遊びに来る時までに、日本語勉強しますと言ったけど、私ももう少し話せるようになりたいなあと思いました。
1月にはインド人のbが奥さんと一緒に来るらしいし、あちこちにいる外国の子供達が、里帰りするようになって本当に嬉しいことです。

久しぶりに三味線のお稽古に行って驚いた事、まだ1ヶ月くらいの新人の40代の男性がなんと3回目で花笠音頭を完璧に弾いたのです。期せずしておきた拍手、この日もう、じょんがら節の1節の稽古に入り、この調子でいったら、2,3ヶ月でじょんがらをマスターするのではと、いやいや、頼もしい仲間が増えてみんな喜んでいました。彼は親父バンドでドラムをやっているとかで、抜群のリズム感はそこから来ているのでしょう。
師匠によると、ピアノやバイオリンやっていたのは、くその役にもたたんそうです。まさに私のバイオリン経験も全く、くその役にもたっていません。
師匠が何年もかけて育てた若者が、進学や就職などで来れなくなったりして、師匠は、どんなにがっくりしているだろうと慮っていましたが、少しまた明るい兆し。同じ年配の仲間と、もう世代交代だねえと話しました。
しかし、我ら年配者も負けてはいられません。確かに覚えは悪いし、何回注意されてもなおらないし、師匠も多分、なんで出来ないんだとお腹立ちの原因分子ではあるけれど、まだまだ、余力はあります。やる気も少しは残っています。自分の為にも足でまといにならないように、ガンバロウッと。