お隣さん

隣の家にrママ一家が仮住まいする事になりました。
家をリフォームするので、その間水周りが使えなくなるほんの数日ではあるけれど、まさかお隣さんになるとは・・・。
人生には予想外の事だらけで、だから面白い。
2ヶ月の約束なので、そのあとはどうなるかなあと思っていたら、長男一家が使いたいと言う事で、2軒長屋を通して使うことになりそう。でも広すぎる。そこで私はひらめいた。でもまだ内緒。色々な可能性にワクワクするのもまたいいものです。
先日、夫が小樽で釣りをしている間、私は久しぶりに一人気ままに小樽の町を歩いてみました。いつも気になっていても入る機会がなかった旧小樽郵船の前を通ったので入ってみました。アー、知らなかったなあ。かって小樽で国の威信をかけた重要な会議が行われ、その為に莫大なお金をかけて作られた豪華絢爛の建物と装飾品。小樽っ子の私も初めて入った隠れた名所です。
そこでボランティアのガイドのおじさんが「ほら、あそこに見える家は大正時代ので、あの屋根についているなんとかは今では貴重なものです。あそこは喫茶店になっているので、帰りに寄って見て下さい。先日、五木寛さんにそういったら案内してと言われて一緒にコーヒーのんできましたよ」
早速好奇心おばさん、行って来ました。年のころ私より若干若いママは、そこの娘さんで、建物を遊ばせておくのは勿体無いから、しかも暇でしょうがないから始めたとの事。成る程、古い建物で、私にとっては懐かしい昔のたたずまいがそこにはありました。
たしかここら辺に漁業組合なかった?ときくとすぐそこよと教えてくれた事から、多分、お互いの父や祖父の代で交流があったねと言う話になりました。私の祖父は小樽では名士といわれた人で、漁業関係者では知らない人はいない有名人だったそうで、彼女も子供時代確か会っているよということでした。そんな話をしていると、おすし屋の大将がやってきて、横から口を挟み、近所のおじさんがまた口を挟みで4人で色々な会話が飛びちり、楽しいひと時でした。
漁協はすぐそばにあったので、よほど中に入ってみようかと思ったけれど、昔、祖父に連れられ、ここの2階の組合長室でちょこんと座っていた自分の姿、父の当直のお弁当を持って氷の冷凍庫に入れてもらってちじこんだ自分の姿などなど様々な思い出が蘇ってしばらく立ち去れずにいました。漁協の前の運河は観光客もだあれも来ないので、一人感慨にふけってきました。足の向くまま、歩いて、高校時代の友人の勤める商店で仕事をしている友人発見。「なっちん」と声をかけると「あっつ」でしばし、玄関先でおしゃべり。なんと42年も前からの友達です。
しばし、小樽の街散策し、もう4時間もたっているので、夫にメールすると、あと1時間遊べと。観光客でごった返すルタオでチーズケーキなど買ったり、ちょいとお気に入りのお店でピアスを買ったりと楽しく時間を過ごし、20分も歩いて厩漁港へ。結構な量のチカが釣れていてこれは早速料理しなければとご飯も食べずに帰宅しました。たまにはいい、一人で歩くのも。
小樽はまだまだ行きたい所満載、またの機会に今度はどこにしようかな。
そうそう、私とうとうピアスの穴を開けました。耳のつぼに穴を開けるのをためらって今まで着たけれど、60歳の記念にやっとあけました。昨日で他のピアスをしてもいい日だったけれど、なかなかうまくはめられません。でも、私は長年の念願かなったので大満足なのです。