昨日の吹雪とはうって変わって、今日は良いお天気です。
昨日の吹雪のさまを茶の間に座って、眺めていて、ふと昔の事を思い出しました。
まだ、小さかったときの事、いつまでたっても、夜が明けず、家族全員寝ていました。時計もあっただろうに、どうして時計を見なかったのか不思議ですが、玄関をドンドン叩く音で目が覚めて、多分もう10時頃だったような・・・向かいに住んでいるおばさんが、我家の玄関前の雪をかいて戸を叩いて朝だよーと知らせてくれました。なんと、一晩で玄関が埋まるほどの雪が降ったのです。あのときの光景が昨日の吹雪で蘇りました。
小樽の天狗山の麓の我家は、毎年冬になると、家族総出で屋根の雪降ろし、窓を開けるための雪かきとそれはそれは、大忙しで、小さな私さえも借り出され、汗びっしょりになりながら働きました。
あの時、みんなの指揮をとっていた父の姿が鮮明に思い出されました。
何度も雪の中に埋まって、父に助けられたっけ、ばあちゃんはモンペをはいて雪かきしてたっけなどいろんなことが思い出されて、ぼーっとして吹雪を眺めていました。
昔はみんな、手編みの手袋や靴下で、外遊びする時は、ぼっこ手袋を2枚重ねてはいて、毛玉に氷がくっついてどうしようもなくなったら、また違う毛糸の手袋をはいて、足も手も氷のようにしゃこくなって感覚がなくなるまで夢中で外遊びしていました。
家に入って真っ赤に燃えた薪ストーブにあたって、ジンジンしびれる手足が、少しずつ感覚が戻っていく、なんか懐かしいなあ、あの感覚。