あいや節

あいや節という曲を今月末に弾くために、練習しています。色々あって三味線どころではない状況だったのですが、大勢で弾くのに自分が変な音出して迷惑はかけられないし、何より自分のためにと、やっと2,3日前から本気出して練習始めました。家族が多いので、深夜の練習になったりする事もあります。
このあいや節は、難しくて私には絶対無理と、今まで思い込んでいました。
所が、弾きこむうちにだんだん面白くなって、やっと譜面も離せれるようになってきました。
ところが、昨日は出来たのに、今日やってみると忘れている、私って本当に頭が悪いのだろうかと落ち込みそうになりながら、初めてじょんがらを習った時のことを思い出しました。
最初、先生から譜面を渡されたとき、「こんな難しいの絶対無理です。私には出来ません」と先生に言いました。それくらい私にとっては、絶望的なくらい難解だったのです。
その時先生が言いました。「大丈夫だ!俺、今まで100人くらいの人に教えてるけど、弾けなかった人は1人もいなかった。大丈夫だ!俺についてきて!弾けるようになるから」
この言葉に単純な私は、そうなんだ、100人もの人が弾けるんなら、こんな私でも大丈夫なのか?と思い込み、それから10ヶ月、月に2度の練習で手取り足とりでお稽古していたら、なんと、本当に弾ける様になっていました。勿論、ただ弾けるだけで、技術は伴っていませんでしたが。
でもあの時、なんでもやってみなければわからない、やれば出来るのだということを学びました。
そして、50歳でも出来るのだということに、自分が出来たということにとても感動しました。あのときの感動を今、思い出して、60だって同じだ、少し、時間がかかるかもしれないけど、やれば出来るんだと又思いなおして、日夜練習しています。
あいや!頑張るぞ!と自分に気合を入れている毎日です。
 
アゼルバイジャンという遠い国からお客さんが来ました。
今まで我家に来た外国人の中で、1番のハンサムボーイです。
笑うと、ヨン様なんてもんじゃない、かわいいーのです。まだ23歳で、背は高いし、ハンサムだし、優しいし、我家の女どもはみなちょっと、とろけそうでした。
彼のお別れ会と私の還暦祝いとやらをかねて、皆でご飯を食べたとき、彼が私にプレゼントをくれました。彼がいつの間に買っていたのか、誰も知りませんでした。
小樽ガラスのキリコの素敵なワインレッドのグラスでした。
私の嬉しさ分かるでしょうか?飛び上がらんばかりに喜びました。
家族に、「絶対触らないでね」と念を押しました。私の宝物にします。
後で「彼の給料は6万なんだって。その中からあーちゃんに、あんな高いものを買ってくれたんだよ」といわれて狼狽しています。なんていい子なんだろう。
去年来たトルクメニスタンのaのときも、そう思ったけれど彼との出会いもまた、一期一会です。
日本人は男も女もみな着物を着ていると思ったのに、まだ日本に来てから着物の人見ていないといっていました。息子の大島紬を着せてあげると、とても喜んでいました。
相撲のバルトだっけ、彼に似た感じの、いや、もっとハンサムな好青年です。
回転寿司に連れて行ったら、目を丸くしてびっくりして、ビデオをとりまくっていました。
最初に生の魚だよと教えたのに、よくわかっていなかったらしく、食べ終わってから、「ボイルか?」ときくので、生だよと言ったら、絶句していました。
おいしいーって言ったしょや。
トルクメニスタンは地下資源が豊富な国で、今、世界中から注目されているそうです。
日曜日のジャイカのお別れパーテイには着物を着ていこうかな。