枇杷葉

我家の枇杷の木はもう10年位たつでしょうか。
枇杷の種から育てているのでよくぞこんなに大きくなったなあと、感慨深いものがあります。
冬に弱いので先日2階に置きました。なんともう少しで天井に届くほどの背丈です。葉も大きく厚く大層立派です。
妊産婦さんの為にも何度も役に立ってくれています。
この枇杷の木に1度だけ実が付いた事があります。
なんだか春から縁起がいいなあと思っていたら、その年孫を授かりました。
そうそう、広島の親戚から送ってきた干し柿の種を鉢に植えたら、大きく育って今は玄関の角に2メートルはあるでしょうか、立派な柿の木に成長しました。
なんと今年は柿の実が5,6個なっています。
柿の葉をお茶にと思いながら、ふとみるとほとんどあれだけあった柿の葉が落ちてしまっていました。
柿の葉は2,3分蒸してから乾かすとかで、毎年挑戦しそびれています。

おととい、玄米漬けと糟味噌をつけました。
玄米は麹と程よく発酵していたので多分おいしい漬物になってくれるでしょう。
10日ほど前に漬けたビール漬けに手をつけてみたら、とてもおいしくできていました。
洋がらしがちょっと足りなかったので納豆についている子袋のからしを混ぜてみました。
子供が食べられるように少なめにしたのがよかったのか、あまり辛くも無く実においしく出来ました。
我が夫は自らすすんで「うまい」といわない人なのに、今朝はうまいなあ。丁度食べごろだなあと言っておりました。
食べたい人ー、食べにおいでー。

さて、昨日92歳で亡くなった姉のお姑さんの葬儀に行ってきました。
5月に入院してから意識のあるうちはずっと家に帰りたいと言っていたそうで、私も経験者として姉に何度か相談を受けました。
看護する側の覚悟さえあれば、可能なことや、手続きの方法など伝えましたが、結局、本人の願いは叶いませんでした。
聞くと、家で最期をと6人の子供達がみな同じ意見だったけれど、お医者さまに相談したら、床ずれやそのほかの注意点をきいて皆がびっびって出来ないということになったとか。
それを聞いてとても残念に思いました。
4人の娘がこの半年間病院に付きっ切りで看護したと聞いていましたので、それだけの思いがあるなら、しかも手数は沢山あったのにやってみもしないで医者の言葉ひとつに出来ないと結論付けてしまうとは・・・・。
しかし、それは私の考えであって、しかたのない事かもしれません。
遺体と成った婆ちゃんは自宅に3日もいて、それが姉には家に3日もいられてよかったといっていましたが、私はばあちゃんの遺体を前になにかいたたまれない思いがしました。
でもそれも私の考えであって、姉の家族が満足しているのだからいいんですよね。
姉は私に「あんた、小樽のお母ちゃん、よく面倒みたね。」と言いました。自分が看護して初めて自宅看護がどれほどのものか理解できたようでした。
なんでも経験しなくては、わからないですからねえ。
そう意味であれだけの体験をさせてくれた母に感謝、感謝です。